グッドウッドに登場した『トヨタGTコンセプト』と『トヨタGTレーシング・コンセプト』 7月10日、トヨタ自動車はイギリスで始まったグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに、新型スポーツカーの『トヨタGTコンセプト』、GT3カテゴリーへの参戦を目指して開発中の『トヨタGTレーシング・コンセプト』の2台が登場すると発表した。
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、イギリスの侯爵家の私有地を使って行われるヒルクライムイベント。新旧さまざまなレーシングカー、市販車が集まり、1.9kmのヒルクライムコースを走行する。このイベントでお披露目される車両も多いが、トヨタが2022年1月の東京オートサロンで『GR GT3コンセプト』として展示し、その後も開発が続けられてきた全世界注目の2台が姿を現した。
トヨタが7月10日にSNSに掲載した内容によれば、車両は『トヨタGTコンセプト』と『トヨタGTレーシング・コンセプト』という2台。トヨタGTコンセプトは新型スポーツカー、そしてトヨタGTレーシング・コンセプトはGTコンセプトをベースにGT3カテゴリー参戦を目指して開発中の車両とされる。
まだ特別なカモフラージュをまとっている2台だが、そろってグッドウッドのヒルクライムコースに登場。その走りを披露している。これまで多くのスパイショットでその存在が明かされていたが、今回車名が発表されたことで、レクサスではなく、トヨタブランドの車両として開発されている可能性が高いと言えるだろう。
この記念すべき走行に向けては中嶋一貴、石浦宏明、片岡龍也、蒲生尚弥、そして豊田大輔というメンバーが車両とおそろいのカモフラージュ柄のレーシングスーツに身を包みグッドウッドを訪れていることがSNSで明かされている。これまでもこの車両の開発に携わってきたメンバーだろう。
このトヨタGTコンセプト、そしてGT3マーケットにも大きな影響を与えそうなトヨタGTレーシング・コンセプトは今後少しずつ公式に情報が公開されていくことになりそうだ。
https://twitter.com/Hiroaki_Ishiura/status/1943265006071464199
[オートスポーツweb 2025年07月10日]