韓国で異例の大ヒット！親友との最後のひと時描く『最後のピクニック』9月公開

韓国で全世代の心をつかみ、異例の大ヒットを記録した『最後のピクニック』が、9月12日（金）より公開されることが決定。日本版予告編とビジュアルが解禁された。

ソウルに暮らすウンシムは、60年ぶりに故郷・南海へと帰り、親友のグムスンの元へ身を寄せる。そこでウンシムは、かつて彼女に恋をしていたテホと再会、忘れていた記憶を一つ一つ思い出し、懐かしさに心を躍らせる。

だが、ウンシムが長年この地を離れていたのには理由があった。彼女の未来を決定的に変えてしまった16歳の頃の出来事と、波乱に満ちた人生が明かされていく。そして、互いの“いまの真実”を知ったウンシムとグムスンは“最後のピクニック”に出かけ、「生まれ変わってもあなたの友達になる」と誓う…。

ウンシムを演じるのは「おつかれさま」『怪しい彼女』などのナ・ムニ、その親友グムスンを演じるのは「イカゲーム」『マリムさんをお願い』などのキム・ヨンオク。実生活でも長年の友人同士である往年の二大女優が、“友情”の素晴らしさを体現する。

そのほか、『チャンス商会 〜初恋を探して〜』などの名優パク・クニョンが、かつてウンシムに恋をし、南海の場所に根を張り生き続けてきたテホを好演。監督は『怪談晩餐』のキム・ヨンギュンが務める。

本作は、韓国では単館公開ながら35万人を動員し、芸術・独立映画の歴代ヒット記録を更新。オリジナル・サウンドトラックにはイム・ヨンウンの楽曲「Grain of Sand」が使用されており、クライマックスで流れるこの曲のMVはYouTubeで3900万ビューを超えている。

解禁された予告編は、16歳の頃のことを夢で見ていたウンシムが昼寝から覚める場面から始まる。ソウルで息子家族と暮らす彼女のもとに、当時からの親友・グムスンが訪ねてきた。

昔と変わらず名コンビぶりを見せるふたりは、ある出来事をきっかけに南海へと帰郷。ウンシムにとっては60年振りの故郷だった。かつて彼女に想いを寄せていたテホも交えて昔を懐かしみ、3人は和気あいあいとした日々を過ごす。

映像では、ウンシムが自分の手をじっと見つめ、ある衝撃的な宣告を受ける場面も捉えるが、ウンシムもグムスンもそれぞれに孤独や問題を抱えていることが伺える。

ウンシムの故郷である韓国南部にある海沿いの町・南海の美しい景色も大きな見どころだ。

お互いの今を知り、とびきりのオシャレをして美しい花が咲き誇る草原へとピクニックに出かける2人。親友の2人が選んだ道とは…？　温かくも物語の行方が気になる予告編となっている。

併せて解禁となったビジュアルでは、ピクニックに出かけた2人がしっかりと手をつなぎ凛と立つ背中が大きく捉えられている。さらにふたりの思いを代弁するような＜また、会おうね。＞という意味深な言葉がキャッチコピーとして添えられている。

『最後のピクニック』は9月12日（金）より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。




（シネマカフェ編集部）