マセラティ、新フラッグシップ『MCプーラ』をグッドウッドで世界初公開。即日受注開始

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2025年07月11日 13:00  AUTOSPORT web

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2025年7月10日にグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで初公開された『マセラティMCプーラ・チェロ』
 マセラティは7月10日、新型スーパースポーツカー『MC PURA(MCプーラ)』を2025グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)で世界初披露した。このモデルは、2020年に発表された『マセラティMC20』の進化形であり、クーペとコンバーチブル“チェロ”のふたつのラインアップで、マセラティの究極のパフォーマンスとエレガンスを体現している。

『MCプーラ』という車名には、マセラティの真髄が凝縮されており、ローンチキャンペーンのスローガンに掲げられた“E=MCPURA”は、アインシュタインの相対性理論から着想を得て「純粋なる卓越性」が表現された。

 このクルマの心臓部に搭載されるのは、今やマセラティの象徴ともいえる独自開発のV6ネットゥーノ・エンジンだ。最高出力630PS、最大トルク720Nmを発揮するこのエンジンは、F1由来のプレチャンバー燃焼システムを公道仕様エンジンとして初めて採用した革新的な技術の結晶であり、車両総重量1500kgに対し、2.33kg/PSというクラス最高のパワーウエイトレシオを実現している。

 MC20のスピリットを継承しつつ、より力強く洗練されたエクステリアには、太陽光で虹色に変化する新色“AIアクアレインボー”が採用され、クーペはマット、コンバーチブルはグロス仕上げでFoSの会場に登場した。なお、フロントグリルやエンブレムには“マジェンタ”カラーが施され、洗練された印象が与えられている。

 マセラティの新たなフラッグシップモデルには、このほかにも新色の“デビルオレンジ”をはじめ、二層仕上げによるメタリック塗装が美しい“ヴェルデ・ロワイヤル”および“ナイト・インタラクション”などが用意された。

 インテリアは、“アイス”カラーのアルカンターラ製レーザー加工シートを特長とし、こちらも光の角度で色が変化するイリディセント加工が施されており、外装ディテールと呼応する美しさを見せている。

 MCプーラのこのほかの特長は、高剛性と軽量性を両立するカーボンファイバー製ボディを採用し、乗降性を高めつつボディの美しさを引き立てるバタフライドアを備える点だ。とくにコンバーチブルモデルの“チェロ”には、ワンタッチで透明から不透明に切り替え可能なクラス唯一のPLDC(ポリマー分散型液晶)技術を用いた電動ガラスルーフが装備され、搭乗者にさまざまなドライビング体験を提供する。

 ネットゥーノエンジンの製造から、特別なカスタマイズを行うオフィチーネ・フォーリセリエ・マセラティでの仕上げに至るまで、すべてマセラティの歴史あるモデナ本社工場で完結する“メイド・イン・モデナ”モデルであるMCプーラ。クーペおよびコンバーチブルの両モデルは、7月10日より注文受付が開始されている。

[オートスポーツweb 2025年07月11日]

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