Moto2:羽田太河(IDEMITSU Honda Team Asia)/2025MotoGP第11戦ドイツGP 7月11〜13日と7月18〜20日に開催される2025年MotoGP第11戦ドイツGPと第12戦チェコGPのMoto2クラスに羽田太河がIDEMITSU Honda Team Asiaから代役で参戦する。
IDEMITSU Honda Team Asiaから参戦しているマリオ・アジは、第7戦イギリスGPのフリー走行1回目に肩を脱臼。以降は肩の怪我の療養中のため欠場している。その間、第8戦アラゴンGP、第9戦イタリアGP、第10戦オランダGPの3戦では、ナカリン・アティラプワパットが代役で参戦した。
今回、アティラプワパットはモビリティリゾートもてぎで開催されるFIMアジアロードレース選手権第3戦日本ラウンドに参戦するため、現在FIM世界耐久選手権(EWC)に参戦している羽田がザクセンリンクでの第11戦ドイツGPとブルノ・サーキットでの第12戦チェコGPの2戦に代役参戦することが決まった。
羽田はMoto2経験者であり、近年は全日本ロードレース選手権のST600やST1000クラスでも活躍してきた。2025年はEWCに参戦中で、鈴鹿8耐前にMoto2でレース経験を積むことになる。
■羽田太河
「IDEMITSU Team Hondaの皆さんに信頼していただき、このような貴重な機会をいただけたことを感謝しています。今週末のドイツGPから次戦のチェコGPまでの2戦で代役参戦をさせていただきますが、Moto2で再びレースができることをとても嬉しく思い、楽しみにしています」
「2022年と2023年にも代役としてMoto2に参戦しましたが、簡単なことではないということは経験から十分に理解しています。その分、ベストを尽くしてこの週末に臨みたいと思います。そして、一日も早くマリオ・アジ選手が復帰できることを願っています」
■青山博一監督
「今週末はドイツのザクセンリンクで第11戦目を迎えます。ここはMotoGPのシーズンの中で最も距離が短くテクニカルなレイアウトのサーキットです。高低差の変化が続き、ストレートが少なく左コーナーが大半を閉めるこのサーキットは正確さと集中力、そして優れたレースマネージメント力が求められます」
「残念ながらアジ選手は引き続き療養中となり出場が叶わず、今大会は羽田太河選手が代わって参戦します。羽田選手はすでにMoto2での出場経験がありますが、ブランクを経て世界選手権に戻ってくることは簡単ではありません。羽田選手が適応するのに少し時間を要するかと思いますが、この週末でよいポテンシャルを見せてくれると信じています」
「ザクセンリンクは乗りこなすのが簡単ではないサーキットですが、このような狭く厳しいサーキットは二人とも得意とするサーキットだと思います。ここ数戦で改善が見られていますし、オランダGPでは結果に繋げることはできなかったにしろ、ペースやメンタル面ではポジティブな要素が見られました。今こそ結果へと繋げる時なので、ザクセンリンクで巻き返しができるよう前向きにこの週末に向けて取り組みたいと思います」
[オートスポーツweb 2025年07月11日]