ルカ・マリーニ、ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)/2025MotoGP第11戦ドイツGP 初日 7月11日、2025年MotoGP第11戦ドイツGP MotoGPクラスの初日のプラクティスがザクセンリンクで行われ、ホンダHRCカストロールのジョアン・ミルは15番手、4大会ぶりに復帰したルカ・マリーニは18番手となった。
今大会からマリーニが復帰し、47日ぶりにミルとのレギュラーコンビが揃ったホンダファクトリーチーム。ミルはフリー走行1回目の序盤から1分21秒台で安定したラップタイムで周回を重ねると、セッション終盤に1分21秒014で7番手となり、好調な滑り出しを決めた。復帰後初走行セッションとなったマリーニは、周回を重ねることに集中したようでこのセッションでは17番手となった。
午後のプラクティスでも序盤はミルが一時4番手になり、ロングランも安定したタイムを刻んでいたものの、予選Q2への直接進出を争う終盤のアタック合戦ではタイムを上げきれず、1分20秒099で15番手となった。
マリーニは前半のランを最大7周に抑え、そのなかでもクールラップを挟みながらの走行となった。その状況でも終盤のアタックランで自己ベストを更新する。そのタイムは1分20秒309で順位こそ18番手と下位ではあるが、トップから1.238秒差と復帰戦の初日としてはそこまで離されていないタイムを記録した。
ホンダ勢においては、ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)がプラクティスで12番手で初日を終えた。ソムキャット・チャントラ(イデミツ・ホンダLCR)は、7月1日にトレーニング中に怪我を負い、今大会および次戦チェコGPの欠場が決まっている。
ジョアン・ミル(FP1:7番手、プラクティス:15番手)
「今日は全体的に良いポテンシャルがあったけど、最後のピースが欠けていた。正直、予選Q2へ行けると思っていたし、1日を通してしっかりと作業できていたよ」
「最初のタイムアタックでは良い感触があったけど、2回目のアタックではフロントの感触に一貫性がなくて、ザクセンリンクのようなサーキットでは回頭性が重要なんだけど、前のようにバイクを曲げられなかったんだ。いいプランで進められ、感触も良くなっていただけにこの結果は残念だ。明日はさらに一歩前進して、予選Q1で戦えることを願っているよ」
ルカ・マリーニ(FP1:17番手、プラクティス:18番手)
「明日と日曜に向けて身体に負担をかけすぎないように走行時間を短めにして、自分の状況を把握することを重視した1日だった。(主に怪我をした)左腕の筋力が足りていないから、左コーナーが多いこのサーキットではライディングポジションを安定させるのが少し難しい」
「たとえフィジカルが100%でも、ザクセンリンクは非常に身体に厳しいなコースだ。しばらく走っていなかったこともあって、新しいタイヤで本気のアタックをするために必要な感覚も少し欠けてしまっている。もう少し時間が必要だけど、リスタートとしては満足しているよ」
[オートスポーツweb 2025年07月12日]