グリッド降格ペナルティを受けた38号車キャデラックVシリーズ.R 2025WEC第5戦サンパウロ ブラジルのインテルラゴス・サーキットで行われているWEC世界耐久選手権第5戦で、7月12日のハイパーポールで2番手タイムを記録したキャデラック・ハーツ・チーム・JOTAの38号車に対し、グリッド降格ペナルティが科せられることが決まった。
セバスチャン・ブルデーがアタッカーを務めたこのマシンは、予選セッションのファストラップ中にポール・ディ・レスタの93号車プジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ)の走行を「妨害」したため、1グリッドの降格ペナルティが言い渡された。同車両は3番手から、13日に行われる6時間の決勝レースに臨むことになる。
レーススチュワード(審査委員)の声明には、このように記されている。
「ビデオ映像を検証した結果、スチュワードは、ターン12において93号車が38号車によって妨害され、これが妨害行為に該当すると判断した」
「だがスチュワードは、この妨害行為は38号車の故意によるものではないと結論付けた」
「しかしながら、38号車のドライバーはターン12のブレーキングゾーン手前でコース端に寄れる位置におり、93号車の追い越しを可能にするために、そのようにすべきだった」
これにより、ジュリアン・アンドラウアーが予選を担当した5号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)が、ポールシッターの12号車キャデラックと並んで最前列からスタートすることになった。
[オートスポーツweb 2025年07月13日]