ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)/2025MotoGP第11戦ドイツGP 2日目 7月12日、2025年MotoGP第11戦ドイツGP MotoGPクラスのスプリントがザクセンリンクで行われ、ホンダHRCカストロールのジョアン・ミルは14位、ルカ・マリーニは16位で終えている。
土曜日は雨が降ったザクセンリンク。今大会から復帰したマリーニは予選Q1では5番手、ミルは7番手に入った。ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)はトップで予選Q2に進むとマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)に続く2番手タイムを記録してフロントロウを獲得。ソムキャット・チャントラ(イデミツ・ホンダLCR)はトレーニング中の怪我により欠場している。
ミルは別のセッティングを試し、有益なデータは得られたものの、ドライコンディションで得ていたフィーリングを再現することはできなかったという。
午後もウエットコンディションでスプリントでは、マーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)の欠場により、マリーニが14番手、ミルが16番手からスタート。15周のレースのオープニングラップでザルコは10番手までポジションダウン、マリーニとミルが15-16番手につける。
途中、アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が追い上げてマリーニとミルの間に入った。そのまま大きくポジションは変わらず、ザルコが7位、ミルが14位、マリーニが16位でレースを終えた。ザルコが順位を下げた理由はタイヤの温度が上がらなかったからだとしている。
ジョアン・ミル(予選:17番手、スプリント:14位)
「今朝はベースセットアップの方向性を間違えてしまい、ウエットコンディションでスピードを引き出すのに少し時間がかかった。レースでは、過去に感触が良かった方向に戻したけど、ドライのときと同じような問題が出てしまった。グリップと旋回性が足りなかった」
「ルカとヨハンはフロントにミディアムを選んだけど、今朝の状況を踏まえて僕はソフトのままで走り、どうなるか様子を見た。結果的には、完走することが第一というレースになったけど、それでも多くのことを学び、確認することができた。あとは日曜日にドライコンディションになることを願って、どこまで前に出て戦えるか試してみたいと思う」
ルカ・マリーニ(予選:15番手、スプリント:16位)
「スプリントレースを走り切ることができて嬉しい。自分のコンディションをしっかり把握することができた。体力が万全ではない状況を他の面でカバーしているけど、ウエットコンディションだったので走りやすかった。正直なところ、今回のパフォーマンスはフィジカルコンディションとはあまり関係がなかった」
「今朝はミディアムタイヤのフィーリングが良かったため、ザルコと僕はそれを選んだけど、レースでは同じ感触は得られなかった。今夜改めて確認し、明日に向けて再チャレンジしたい。もし明日の朝もウエットであれば、ソフトタイヤを試すかもしれない。今夜、天気がどうなるか様子を見たいと思う」
[オートスポーツweb 2025年07月13日]