2025年WEC第5戦サンパウロでLMGT3クラスのポールポジションを獲得したエドゥアルド・バリチェロ ブラジル・サンパウロのインテルラゴスで開催されているWEC世界耐久選手権第5戦。7月12日に行われたハイパーポールのセッションでLMGT3クラスの最速タイムを記録したのは、地元ブラジル出身のルーキー、エドゥアルド・バリチェロだった。
元F1ドライバーのルーベンスを父に持つエドゥアルドは、レーシング・スピリット・オブ・レマンのブロンズドライバーであるアンソニー・マッキントッシュが予選第1ステージで10号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3を10番手に入れたことで、ハイパーポールでのアタックが実現。この機会を見事にものにし、地元の観衆の前で自身WEC初のポールポジションを獲得した。
23歳のエドゥアルドは、今季WECへとデビュー。これまでのラウンドでも、父・ルーベンスがピット内に帯同する姿が見られていた。
エドゥアルドは7月13日に行われる6時間レースにはまだフォーカスできていないと説明し、母国での「クレイジーな」レースにおいて「一日一日を大切に」と捉えていると語った。
このブラジル人ドライバーはSportscar365に対し、ポールポジションを獲得できたことは「本当に特別な日」だったと語り、「明日がどうなるか見てみまよう」と付け加えている。
「一日一日を大切にしていかなければならないと思っている」とエドゥアルドは語った。
「今日は本当に特別な日なので、本当に楽しまなければならない。とても良いラップだったし、マシンも素晴らしかったので、とても興奮している」
「マシンから降りて観客を見ると、彼らもとても幸せそうだったので、僕もかなり満足しているよ」
「今日はとにかく楽しまなきゃ。明日はどうなるか、見てみよう」
地元の観客からの大きな声援は「時に圧倒されることもある」と認めたエドゥアルドは、選手権が大きな注目を集めているのは良いことだと付け加えた。
「本当にすごい」
「サーキットだけでなく、ソーシャルメディアでもね。みんながWECを見ているようで、本当に素晴らしい気分だよ」
「時に圧倒されることもあるけど、周りに素晴らしい人たちがいて、やり遂げることができて本当に嬉しい。友達がいて、母が支えになってくれている」
「ポールポジションを獲得した後は家に帰って、母にとって普通の息子に戻れる。それで充分だよ」
「僕はこれをみんなが楽しめると思うけど、結局のところ、僕ら全員は普通の人間なんだ」
[オートスポーツweb 2025年07月13日]