ジョッタ氏のパフォーマンスを披露したヌニェス [写真]=Getty Images リヴァプールは13日に元ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ氏が亡くなってから初の実戦を迎えた。
ジョッタ氏は現地時間3日未明、スペインで交通事故に遭い、同乗していた弟のアンドレ・シウヴァ氏とともに他界。これを受け、リヴァプールはジョッタ氏と結婚したばかりの妻ルーテ・カルドーソさん、および家族と協議した結果、リヴァプール・ウィメンズとアカデミーを含む全カテゴリーにおいて、ジョッタ氏を偲んで背番号「20」を永久欠番にすることが発表されている。
そんななか、新シーズンに向けて動き出しているリヴァプールは13日に、プレストン・ノースエンド(2部)とのプレシーズンマッチ初戦を迎えた。ジョッタ氏が亡くなってから初の実戦となった試合前には「You'll Never Walk Alone」が演奏され、1分間の黙祷が捧げられたほか、両チームの選手は黒い腕章を巻いて試合を行い、試合が20分経過した頃には観客からジョッタ氏の歌が歌われたりもした。
なお、日本代表MF遠藤航が後半から出場を果たした試合は、3−1でリヴァプールが勝利を収め、得点を決めたダルウィン・ヌニェスがジョッタ氏のお馴染みのパフォーマンスとして知られるピッチに座ってテレビゲームをするゴールパフォーマンスを披露する場面も見られた。
試合後、ジョッタ氏が亡くなってから初めてインタビューに応じたリヴァプールのアルネ・スロット監督は『リヴァプールTV』で「笑いたい時に笑って、泣きたい時に泣く。練習したい時に練習すればいいし、練習したくない時は練習しなくていい。ただ自分らしくいればいい。感情に流されるままに行動してはならないと思わないでほしい。どこへ行っても、私たちは彼を心の中に、思いの中に抱き続けるよ」と語った。
【ハイライト動画】ディオゴ・ジョッタに敬意を表する選手やサポーターたち