姉妹の冒険と大人たちの悩み捉える『ユニバーサル・ランゲージ』予告編&ポスター

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2025年07月14日 18:01  cinemacafe.net

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『ユニバーサル・ランゲージ』© 2024 METAFILMS
カンヌ国際映画祭で観客賞を受賞した『ユニバーサル・ランゲージ』より日本版予告編とポスタービジュアルが解禁された。

各国映画祭で注目を集めた本作は、ペルシャ語とフランス語が公用語となった“もしもの世界”のカナダ・ウィニペグを舞台に、姉妹の冒険を通じて人に優しくすることの意味を探る物語。実験映画監督と知られるマシュー・ランキンが監督を務める。

この度解禁された日本版予告編では、氷の張った湖の中に、なんとお金が氷漬け状態になっている様子が映し出されると、主人公の妹のネギンが、「お姉ちゃん!一大事だよ!早く!」という掛け声を発しながら、花屋を飛び出していく。

美しい架空の町の景観を捉えながら、暴れまわる七面鳥にメガネを奪われたという、ネギンの同級生・オミッドのために「メガネを買ってあげたい」と奔走する姉妹を追っていく。

一方、見知らぬおじさんのランキンが姉妹に協力することになり、やがて大人たちの悩みも打ち明けられていく。ランキンから「なぜ人に親切するのか」と難題を問われたのは、廃墟を観光スポットとして紹介する奇妙なツアーガイド・マスード。

彼が「我々はまるで2つの川が1つに合流するように、繋がっているからです」という、普遍的な回答で諭す場面も捉えている。

続くナレーションでは、「この小さくて大きな世界で、私たちは繋がっている」と語られ、住人たちがハグをして優しさを表現するシーンも映し出す。

自分と他人との境界も曖昧になって混沌とするウィニペグで、それでも相手と関わり合おうとする登場人物たちを通して、“人に優しくすること”とは何かというメッセージも解いていくことも示されている。

併せて到着した日本オリジナルのポスタービジュアルには、オレンジ色に染まったおしゃれな模様を背景に、大きな円が描かれている。円の中心には、氷漬けになったお金が配置されており、登場人物たちが取り囲む様に点々と登場している。

『ユニバーサル・ランゲージ』は8月29日(金)よりシネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。





(シネマカフェ編集部)

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