俳優佐藤浩市(64)が14日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月〜金曜午後1時)に出演。13年に亡くなった父三國連太郎さんの教えを“矜持”として大事にしていると語った。
黒柳徹子(91)が三國さんの思い出を回想。「私もお目にかかって、面白い人でね、TBSのところをちょっと出たら、そこに真っ白なオープンカーがついて、バリッとした白いスーツにピカピカなきれいな格好をした三國さんがパーンと自動車からお降りになったので、私は『うわー、スターなんだ』と思って、すごいと思ったの」と話した。
それからしばらくして同じTBSの前で会ったという。「1週間して同じところを歩いていたら、今度はボロボロの格好をした人が歩いてきて、サンダルなんかはいてボロボロの人。向こうからヨレヨレの人…それが三國さんだったの。なんで、あんなバーンとしたときとヨレヨレのとこがあったんですか、ってうかがったんですよ。したら『そういう風なね、そういう時は人間はあるんだよ』っておっしゃって。どうなんですかね、家族でそういう人って」と佐藤に尋ねた。
佐藤は「本当にそういう方でしたね。非常に、今日の自分と明日の自分は別個であるという、うん」と答えた。黒柳は「大変ですね、そういうお父さん」と質問。佐藤は「最初からそう思っていたんで、今日の本当は明日の本当じゃないんだ、っていう話も彼は僕にしてたこともあったし。これでいいんだ。今日そうだと思っていたことは明日は変わっているかもしれない。何がいけない。それが役者だ、っていう人だったんで、僕はそう思って、自分の中でもそれを矜持としてましたよね」と語った。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。