「特権意識エグ」「共感する」東大卒人気ミュージシャンの「純粋な消費者」への提言に賛否真っ二つ

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2025年07月14日 20:00  web女性自身

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《純粋な消費者(そのコンテンツの作り手でない人)がチョビ悪意でクリエイターに大ダメージ与えてる様を見るの超凹む》



7月13日に自身のXでこう呟いたのは、人気アーティストのキタニタツヤ(29)。クリエイターの立場から消費者に対する私見を述べたが、独特な表現に音楽ファンの間で論争が巻き起こっている(引用は全て原文ママ)。



キタニは冒頭の文章に続けて、《全ての人は「物知りな批評家」より「ショボい(ショボくとも)作り手」であってほしい 誰もがクリップスタジオペイントを3時間触って綺麗な線の引けなさを知るだけで、この世は…》と吐露。イラスト・漫画制作アプリを使用してもすぐに技術が向上しない例えを引き合いに出し、“クリエイター側の創作努力を理解してほしい”と訴えたかたちだ。



キタニといえば、東京大学文学部に在籍中の’14年ごろからボーカロイド・プロデューサーとして活動を始め、’20年8月にアルバム『DEMAGOG』でソロデビュー。



’23年7月にリリースされたテレビアニメ『呪術廻戦 懐玉・玉折』のオープニング主題歌『青のすみか』は、配信後わずか3カ月弱でストリーミング総再生回数が1億回を突破。同年末開催の『第74回NHK紅白歌合戦』にも初出場したほか、SUPER EIGHTやLiSA(38)など著名アーティストに楽曲提供するなど、多彩な才能を発揮しているシンガーソングライターだ。



ライブを精力的に行うだけでなく、リリースのペースも落とさずに活動し、ファンの間では努力家としても知られているキタニ。自身が目にした“消費者が悪意でクリエイターにダメージを与えている”ことに関する具体的な説明はなかったが、冒頭の投稿はすでに651.3万件のインプレッションを集め、1.3万回リポストされている(14日18時30分現在)。



キタニは続く投稿で、《(ショボくとも作り手のたれというのは友人からの受け売りです)(本当にいい言葉だから初めて聞いた日から響き続けちゃってます)》と友人から影響を受けたことを説明。その上で、自らが抱く“本心”をこうつづっている。



《作り手様はそんなに偉いんか!みたいな意見が飛んできたら「いやいやそういうことではなくて…お互いわかり合って…」と言いたい社会的な自分と、「スマセン、そう思っちゃってます…」と言ってしまうDESK TOP MUSICファイターの自分がいる、そして後者が勝つんだけどこれは私が昔っから純粋消費者に対してうっすらアンチなだけ、私が性格の悪い可哀想な奴なだけで、作り手あるあるでは全くないです(飲み会とかでもこういう極端なことを言って私はたびたび孤立していたので他の人は普通違うと思います)》



キタニの投稿に、《ほんとそれ…!一度でも手を動かしてみたら、どれだけ大変か分かるはずなのにね。作り手の気持ち、もっと想像してほしい》《めっちゃ共感する…たった一言で心折れることあるのに、作る側の気持ちってなかなか伝わらないよね みんながちょっとでも「作る側」を体験してくれたら、優しさも増えるはず》と理解を示す意見が。



だがそのいっぽうで、“消費者側も作り手であれ”“作り手の方が消費者よりも偉い”といったメッセージに違和感を覚えた人もいたようだ。次のような、否定的な意見も寄せられている。



《トップミュージシャンが「非創作者より創作者の方が偉いと思っている」と公言して消費者ぶん殴ってるのって、「純粋な消費者(そのコンテンツの作り手でない人)がチョビ悪意でクリエイターに大ダメージ与えてる様」と構図として何が違うんすかね》
《「悪意で他人を攻撃するな」ならわかるけど「そのために誰もが創作者たれ」はわからない。なぜなら純粋消費者でも創作者にリスペクトがある人はいるし、創作者でも悪意で同業者を攻撃する人はいるから。また全属性で「誰もが〇〇たれ」を実現することは不可能。作り手だけを特別扱いする必然性が不明》
《消費者ごときがクリエイター様を批判するなっていう特権意識エグ》



トップアーティストとして高い知名度を誇るだけに、独自の主張にもさまざまな解釈が生まれてしまったようだ。

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