
【写真】吉岡里帆、1人2役で可憐と妖艶が交錯する場面写真
本作は、アニメ化もされた眉月じゅんの同名漫画を実写映画化。舞台となる美しくも妖しい街“九龍”を再現するため、全編真夏の台湾ロケを敢行。ノスタルジーにあふれる世界で、切ないミステリーと極上のラブロマンスが描かれる。
過去の記憶がない鯨井令子と誰にも明かせない過去をもつ工藤発の恋。2人の距離が近づくほど深まっていく謎。その真相にたどり着く時、2人は究極の選択を迫られる――。
鯨井令子役には吉岡里帆、工藤発役を水上恒司が務めるほか、巨大製薬会社の社長・蛇沼みゆき役に竜星涼、喫茶店・金魚茶館の店員タオ・グエン役に柳俊太郎、靴屋の店主で令子の親友になる楊明役に乃木坂46の梅澤美波、九龍のあらゆる店でアルバイトをしている小黒役に花瀬琴音、蛇沼と行動を共にし、九龍の街を調べるユウロン役をフィガロ・ツェンが演じる。
本作で鯨井令子を演じるにあたり、髪を20cmカットして役作りに挑んだ吉岡里帆。公開されたキャラクタービジュアルはSNSやネットニュースでも大きな反響を呼び、その大胆なイメージチェンジが話題を集めた。このたび新たに解禁された場面カットでは、紫のチャイナ服をまとい、鏡越しにピアスを見つめる令子の静かな横顔や、水上恒司演じる工藤から贈られた金魚を見つめながら恋心を募らせる切ない表情が印象的に描かれている。
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令子と、彼女にそっくりな工藤のかつての恋人=鯨井Bという2役を繊細に演じ分けた吉岡は、撮影を振り返り「令子は不確かな存在ですが、1人の生きている人間として実在することを信じて、その場で生まれる本当の感情を大切にしながら撮影に挑みました」とコメント。
また、吉岡と撮影を共にした池田千尋監督も「私の伝える言葉を柔軟に理解し、全身で飛び込んでくれる。自分をさらけ出せる強さをもった俳優だと感じた」と、その表現力を称賛し、吉岡の魅力を語った。
映画『九龍ジェネリックロマンス』は、8月29日より全国公開。