米国防総省(DoD)最高デジタル人工知能局(CDAO)は7月14日(現地時間)、先進AI機能の導入を加速するため、Anthropic、Google、OpenAI、xAIにそれぞれ2億ドルの助成金を交付し、「様々なミッション分野にわたるエージェントAIワークフローを開発し」、「DoDによる最先端AI機能の活用を拡大」する契約を結んだと発表した。OpenAIへの2億ドルについては6月に発表済みだ。
4社には「重要な国家安全保障上のニーズを理解し、それに対処する」ことを求めている。
xAIはこれを受け、公式ブログで、「まずは米政府に提供する最先端のAI製品スイートGrok For Governmentを発表できることを誇りに思う」と語った。
このスイートには「Grok 4のような最先端のAIが含まれる」という。Grok 4は現在、月額300ドルのサブスクリプションで提供する最新AIモデルだ。
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Googleはこの契約で、DoDに全米のGoogleインフラへのアクセスを提供する。Anthropicは、軍が最適なAIユースケースを特定し、DoDのデータに基づいて調整されたモデルを開発しAIの敵対的利用を特定・軽減し、「米国家安全保障を強化する最先端のAI機能のプロトタイプ」開発に取り組むとしている。
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