“切り札”はアトレティコ時代の同僚サヴィッチ? トラブゾンスポル、MFサウールに2度目のオファー準備か

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2025年07月15日 13:43  サッカーキング

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トラブゾンスポルが獲得を狙うMFサウール [写真]=Getty Images
 トラブゾンスポルは、アトレティコ・マドリードに所属するMFサウール・ニゲスの獲得を目指しているようだ。14日、スペイン紙『アス』が報じている。

 ロヒブランコスで「427」という公式戦通算出場数を持ちながら、現チームにおいて居場所を失った“チョリスモの体現者”は、どこに行くのだろうか。1994年11月21日生まれのサウール・ニゲスは現在30歳。アトレティコ・マドリードのカンテラ出身でトップチームに昇格した後、ラージョ・バジェカーノでの武者修行から復帰した2014−15シーズン以降に台頭。一時期は、ディエゴ・シメオネ監督が率いるチームを象徴する選手となり、ヨーロッパリーグ優勝などにも大きく貢献した。が、2021−22シーズンにチェルシー、昨シーズンはセビージャにレンタル移籍したほか、2023−24シーズンも途中出場がメインとなるなど、ここ数年は序列が大きく後退している。

 そんなサウールと、アトレティコ・マドリードの現行契約が2026年夏に満了を迎えるなか、トラブゾンスポルが同選手獲得を目指しているようだ。『アス』によると、先月に提出したオファーは選手本人に拒否されたものの、「今夏にあらゆる手を尽くす構えだ」とかなりの熱の入れようで、現在は2度目のオファーを準備中という。さらに今回は、元チームメイトであるCBステファン・サヴィッチ(2015年夏から2024年夏までアトレティコ・マドリードでプレー)に説得を依頼するつもりだと伝えている。

 ただ一方で、「サウール獲得に最も関心を示しているクラブ」とされるトラブゾンスポルだが、実現させるには財政的な余裕を作らなければならず、現在所属する選手の売却は必須と『アス』は指摘。また、アトレティコ・マドリードで総額1400万ユーロ(約24億円)の年俸を受け取っているサウールに、減俸を呑んでもらうことが確実となるほか、本拠を置いているトラブゾンについて、「美しい街だが、黒海とジョージア近郊の小さな街でもあり、有名選手にとって魅力に欠ける」としつつ、「一般的に外国籍選手は、さまざまな面で利便性の高い、イスタンブールのような都市でプレーすることを好む傾向にある」とピッチ外の要素が移籍を阻む可能性もある、と見解を示している。

 なおサウールは、新シーズンに向けた始動日となる7月21日に、チームには合流しない見込みとのこと。果たして今夏、去就はどのような決着を迎えるのだろうか。

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