注文住宅検討者に人気の「家を建てたい街」ランキング、首都圏1位は? - 2位さいたま市西区、3位所沢市

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2025年07月15日 14:10  マイナビニュース

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FREEDOM Xは7月10日、「家を建てたい街ランキング」を発表した。同ランキングは、土地探しアプリ「ランディ」の首都圏の土地をお気に入り登録したユーザー10万6,703人のデータをもとに、登録数(=投票数)とその地域を集計した。集計期間は2024年1月1日〜12月31日。


注文住宅検討者に人気の首都圏内の土地エリアでは、主に郊外エリアが上位にランクイン。比較的広い敷地面積が確保でき、土地価格も抑えめであることから、「価格対効果を重視する層」からの支持を集めているよう。



なかでも、再開発の進展や交通利便性の高さが評価されている「神奈川県 横浜市戸塚区戸塚町」(1位)や「千葉県 松戸市松戸」(4位)、自然環境の豊かさや子育てのしやすさが魅力の「埼玉県 所沢市」(3位)や「千葉県 松戸市中和倉」(6位)などが上位にランクイン。これらの結果からは、「通勤圏内でありながら、自由度の高い家づくりができる郊外エリア」への関心が高まっている傾向がうかがえた。


東京都内の土地エリアでは、都心から離れた郊外で、コストパフォーマンス良く広い家を建てられる「八王子市 打越町」(1位)や「町田市 小山町」(2位)が上位に。加えて、都心へのアクセスや教育環境の質が高い暮らしを実現できる「世田谷区 砧4丁目」(3位)も支持を集めている。



そのほかにも、広めの土地が比較的安価で手に入る「福生市」(7位)や「小平市」(8位)、都心アクセスとのバランスに優れた「板橋区 若木2丁目」(5位)、教育環境の良さが魅力の「杉並区 久我山」(3位)や「国分寺市」(9位)なども上位に名を連ねた。

地価の上昇や在宅勤務の定着といった社会的背景を受け、都心からやや離れたエリアにおいても「利便性の高い街」への注目が高まっている。特に共働き世帯や子育てファミリー層を中心に、「通勤や生活に無理のない距離感」と「広さ・価格・環境のバランス」を重視する動きが顕著に。



神奈川県内では、横浜市内でもこの三拍子がそろったエリアが上位にランクイン。なかでも「戸塚町」(1位)、「小机町」(2位)、「岩井町」(3位)などは、都心へのアクセスと静かな住環境を両立できる点が高く評価されている。利便性が高すぎず、自由度の高い家づくりが実現しやすい“ちょうどいい郊外”として、今まさに選ばれている地域と言えそう。


千葉県内の土地エリアでは、利便性の高い都市型エリアと、自然環境に恵まれた郊外エリアの双方が支持を集め、ニーズの二極化が見られた。



具体的には、鉄道アクセスに優れた都市型エリアとして「松戸市」(1位)や「流山市」(4位、9位)が人気を集める一方で、広々とした敷地が確保できる自然豊かな「八千代市」(3位)や「印西市」(7位)なども高い支持を得ている。さらに、近年注目を集めている「つくばエクスプレス沿線」など、再開発が進む地域も上位にランクインしており、交通アクセスと住環境のバランスを重視する傾向が強く表れるなど、「都心へのアクセス」「自然との共生」「ゆとりある家づくり」といった、注文住宅検討者ならではのこだわりがうかがえる結果となった。


埼玉県内の土地エリアでは、都心へのアクセスを確保しつつ、広さ・価格・落ち着いた住環境を求める傾向が顕著に表れている。



なかでも「所沢市」(2位、3位、7位)や「さいたま市の一部地域」(1位、4位、9位10位)は、注文住宅に適した土地が比較的多く、自由な設計や理想の間取りを実現しやすい点が大きな魅力となっているよう。通勤利便性に加えて、子育て環境の充実や将来的な資産価値にも配慮する“バランス重視”のニーズが強く、堅実かつ慎重に家づくりを進めたいファミリー層から高い支持を集めている。(CHIGAKO)

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