
7月3日、遠野なぎこさんの自宅マンションから身元不明の遺体が発見された。
「夕方4時ごろには、マンションの前に2台の消防車が止まっていました。そのときはまだ騒がしいと感じることはありませんでした」(近隣で飲食店を営む男性)
しかし、夕方5時を過ぎるころから物々しい雰囲気になったと、同じマンションに住む女性が振り返る。
「救急車とパトカーもやって来ました。マンションは14階建てで、上層階からロープが下ろされて、救助隊らしき男性が“人命救助をしています!”と大声で叫んでいました。ベランダから窓を割って部屋に入ろうとするための許可を管理会社に連絡している声も聞こえました」
遺体の身元は、いまだに明らかになっていない。親族が不明の場合、遺体はどのように確認が行われるのか。法律事務所Zの溝口矢弁護士によると、
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「所持品、指紋、DNAなどでの身元確認が行われます」
とのこと。
“遺体の身元”が発表されない理由
ただ、全国紙社会部記者によれば、こうした事案については、
「殺人や不慮の事故といった事件性がない場合、遺体の身元について警察は発表しないことのほうが多い。ただ、今回の遺体は腐敗がかなり進んでいたようで、身元の確認に時間がかかっているようです」
1999年のNHK朝ドラ『すずらん』でヒロインに抜擢されてブレイクした遠野さん。
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「幼少期から遠野さんは、両親から虐待を受けていたそうです。思春期になると摂食障害を発症。今年6月には、自身のSNSでうつ病と診断されたことを明かしていました」(スポーツ紙記者)
前出の同じマンションに住む女性は、プライベートの彼女を見かけたという。
「昨年の冬、マンションのエントランスで、部屋着のような格好をしていた遠野さんを見かけました。化粧はしておらず、眼鏡をかけていましたが、あまりにも痩せすぎていて体調が心配になりました」
遠野さんの支えとなっていた“家族”の存在
長い間、病に悩まされていた彼女には支えとなった“家族”の存在があった。
「以前は2匹の猫を“息子”のように育てていたそうです。しかし2匹とも死んでしまい、喪失感から昨年4月には新たにラグドールというオスの猫を飼い始めて、愁くんと命名。彼女は独身でひとり暮らしであることから“無責任なことはできない”と、新しい猫を受け入れるか最初は悩んでいたようです」(前出・スポーツ紙記者)
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頻繁にSNSを更新していた遠野さん。そこには可愛らしい愛猫の姿が投稿されていた。
「遺体が発見された2日後、遠野さんのファンという女性がマンションにやって来て“愁くんは無事か確認して!”と涙ながらに訴えていました。その後、猫は無事に保護されたことがわかりました」(前出・同じマンションに住む女性)
遠野さんのSNSは、更新が止まったままになっている。