
本日15日、台風5号が北海道のえりも岬付近に上陸しました。北海道に台風が上陸するのは、2016年以来9年ぶりのことでした。台風は今日(15日)の朝にはオホーツク海に抜け温帯低気圧に変わりましたが、台風が湿った暖かい空気をもたらし、今日の道内も厳しい暑さとなった所がありました。また今後も北海道付近には湿った空気が流れ込みやすく、最低、最高気温ともに平年より大幅に高く経過する見込みです。日中は厳しい暑さとなり、夜は寝苦しい日が続くでしょう。
本日15日、台風5号が北海道に上陸 記録的な風の強さとなった所も
本日(15日)午前2時頃、北海道のえりも岬付近に台風5号が上陸しました。北海道に台風が上陸したのは、1年に3個の台風が上陸した2016年以来9年ぶりでした。
このため道東を中心に雨や風が強まり、釧路南西部には暴風警報が発表されました。釧路では明け方に最大風速19.5m/sを観測し、7月の統計史上最も強い風となりました。
なお、台風はオホーツク海へ抜け、本日午前9時に温帯低気圧に変わりました。
台風が湿った暖かい空気をもたらす 内陸を中心に、気温は平年より大幅に高く経過する見込み
台風が暖かく湿った空気をもたらした影響もあり、今日(15日)も北海道は内陸やオホーツク海側中心に厳しい暑さとなりました。
午後3時時点で道内で最も気温が高くなったのは、網走地方の美幌で35.0℃と猛暑日となり、札幌でも30.2℃と6日ぶりに真夏日となりました。
今後も南または西よりの湿った空気が入りやすく、最低、最高気温ともに平年よりも大幅に高く、加えて湿度も高めに経過する見込みです。最高気温は内陸を中心に30℃以上の真夏日が続き、最低気温も20℃を下回らない所が多く、寝苦しい夜が続くでしょう。寝る前にはコップ1杯の水を飲むなど、夜間の熱中症にも注意が必要です。
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