「12歳でここに来て、大人として去っていく」 CBモスケラがバレンシア退団を認める…アーセナル加入は間近に

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2025年07月15日 17:45  サッカーキング

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バレンシア退団を認めたCBモスケラ 写真]=Getty Images
 バレンシアに所属するセンターバック(CB)クリスティアン・モスケラは14日、アーセナル移籍に伴い、クラブに別れを告げたようだ。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 身長191cmの恵まれた体躯と、身体能力の高さで大ブレイクした21歳の“逸材CB”が、バレンシアを出発する。新天地はアーセナルとなり、移籍金1500万ユーロ(約26億円)に500万ユーロ(約8億6000万円)のボーナス付帯でクラブ間合意に至ったとのことだ。ピーター・リム氏という悪名高きオーナーが実権を握るバレンシアにとっては、市場価値が3000万ユーロ(約52億円)かつ年齢を考慮すればいささか安すぎる感も否めないが、現行契約が来夏に満了を迎えること、延長オファーを拒否されたことを踏まえると、当初要求していた2000万ユーロ(約34億円)で売却に成功しただけでも、御の字と言えるかもしれない。

 そんなモスケラは14日、練習場のロッカールームを片付け、チームメイトとクラブスタッフに別れの挨拶を告げた模様。また、選手本人も「バレンシアは僕の故郷であり、これからもずっとそうあり続けるだろう。ここに来たのは12歳のとき、そして今、大人として去っていく。人生のすべてをここで過ごしてきたのだから、正直、寂しいよ。でも、フットボールの世界ではこういった決断もつきもの。新しいステージが待っている。人生は続いていくんだ」とクラブ退団を認める形に。ただ、正式な手続きが完了していないため、「まずはクラブからの発表を待ち、その後に何が起こるか見てみよう。興奮しているけど、同時に寂しさもある」とこれ以上の発言はとどめている。

 12歳の2016年にバレンシアに入団したモスケラは、ホセ・ボルダラス監督が指揮を取った2021−22シーズンにトップチームデビュー。そして、ルベン・バラハ前監督の下で大ブレイクした後、今シーズン前半戦こそチームの絶不調に引っ張られたものの、カルロス・コルベラン監督就任以降は本来のパフォーマンスを取り戻し、後半戦の巻き返しに一役買っていた。一時は、売却方針だったリム氏にコルベラン監督が残留を掛け合ったことで、契約延長に方針が変わったものの、前述したように交渉が難航したため、最終的にクラブ退団を容認せざるを得ないこととなった。

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