16日放送水10ドラマ『最後の鑑定人』より (C)フジテレビ 俳優の藤木直人が主演を務める、7月9日スタートのフジテレビ系水10ドラマ『最後の鑑定人』(毎週水曜 後10:00)の第2話に俳優の恒松祐里が出演。このほど、場面カットが解禁となった。
【写真】黒縁メガネがたまらない松雪泰子…第2話場面カットがもりだくさん 同作は、かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公・土門誠(藤木)が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品。今作は岩井圭也氏の同名小説を映像化した。
藤木演じる主人公・土門誠(どもん・まこと)は、元科捜研のエースで卓越した鑑定技術の持ち主。白石演じる高倉柊子(たかくら・しゅうこ)は、土門鑑定所の事務員も兼任する研究員。心理学の道に進みたいと考えていて土門鑑定所では腰掛けくらいの気持ちで働いており、あわよくば転職しようと考えている。
第2話では、資産家の戸部庸三(中村シユン)が銃殺される事件が発生。当初は歳の離れた妻・佐枝子(恒松)による遺産目当ての犯行と疑われたが、本人は被害者から頼まれて殺したと“承諾殺人”を主張。センセーショナルな事件としてワイドショーでも多く取り上げられていた。
事件の弁護を担当することになった相田直樹(迫田孝也)は、“承諾殺人”を立証するため「被告人の“躊躇(ちゅうちょ)”を証明してほしい」と、土門に鑑定の協力を依頼。庸三は自宅の書斎で死亡しており、手には拳銃が握られていた。二発の銃声を聞いて書斎に駆けつけた佐枝子が警察に通報。警察は自殺の線で捜査していたが、佐枝子の手と衣服から射撃残渣(ほぼ確実に銃を撃った証拠)が検出されたことで状況は一変していた。佐枝子の主張通り庸三の希望による承諾殺人なのか、それとも何か他の事情があるのか…。土門の科学捜査が事件の真相に挑む。
事件の鍵を握る恒松は、映画『キラー・ヴァージンロード』(2009年)で映画デビューを果たすと、「連続テレビ小説『まれ』」(2015年、NHK)や『5→9 〜私に恋したお坊さん〜』(2015年、フジテレビ系)、「連続テレビ小説『おかえりモネ』」(2021年、NHK)などの話題作に立て続けに出演。その後も映画『凪待ち』(2019年)で「第15回おおさかシネマフェスティバル(2020年)」の新人女優賞を受賞したほか、Netflixオリジナルドラマ『全裸監督 シーズン2』(2021年)のニューヒロイン役で大きな注目を集めた。今年は配信ドラマ『ガンニバル シーズン2』(2025年)で、物語の重要人物を熱演し話題となった。
■コメント恒松祐里
―― ご自身の役柄をどのように演じましたか?
「佐枝子は、人から誤解されやすい人なんだろうなと思いながら演じていました。殺人罪で逮捕される役柄なのですが、逮捕後も主張を次々と変えていくので視聴者の方は最後まで佐枝子の本音がわからないような物語となっています。彼女がどのような想いで生きているのか最後まで目を離さず見ていただきたいです」
―― 恒松さんの思う『最後の鑑定人』の見どころを教えてください。
「“科学は嘘をつかない”ということを描いている作品なのですが、それと並行して科学では解明できない人間の心の複雑さも描いているところが面白さだと思います。第2話はまさにその複雑さを描いているので、その部分を楽しんでいただけたらと思います」