2024/25年フォーミュラE第14戦ベルリンE-Prix チャンピオンを獲得したオリバー・ローランド(ニッサン・フォーミュラEチーム) 7月13日(日)、ドイツのベルリンで開催されたABB FIAフォーミュラE世界選手権の2024/2025年シーズン11第14戦『ベルリンE-Prix』で、ドライバーズタイトルを獲得したオリバー・ローランド(ニッサン・フォーミュラEチーム)が喜びのコメントを語った。
ローランドはニッサンがフォーミュラEに初参戦した2018/2019年のシーズン5から3シーズン戦い、2020年ベルリン大会での優勝を含む5回の表彰台を獲得。その後2年間は別チームに移籍したが、2023/2024年のシーズン10にニッサン・フォーミュラEチームに復帰して、昨シーズンは2勝を含む7回の表彰台でランキング4位、今季2024/2025年シーズン11は第13戦終了時点で4勝を含む7度の表彰台でランキング1位につけていた。
そしてドイツ・ベルリンで開催された第14戦でローランドは4位に入り、ランキング2位以降にチャンピオンシップポイントで59点差をつけて、第15戦&第16戦『ロンドンE-Prix』を残してチャンピオンに輝いた。ニッサンにとっても初めてフォーミュラEでチャンピオンを輩出したことになる。
最終戦ではチームズチャンピオンとマニュファクチャラーズ・チャンピオンも狙っていく。
■トマソ・ヴォルペ(マネージングダイレクターおよびチームプリンシパル)
「これほど感動的な週末は久しぶりだ。チームが昨日の逆境から立ち直り、ローランドがドライバーズチャンピオンになれたことを誇りに思う。ローランドと一緒にタイトルを獲得できたのは特別なことだ。彼は私たちの最初のシーズンからフォーミュラEに挑戦し、今や世界の頂点に立った。この勝利を祝いつつ、ロンドンの最終戦まで気を引き締めて、残るふたつのタイトル獲得を目指す」
■オリバー・ローランド
「日産フォーミュラEチームとともにチャンピオンになれて、とても誇りに思うよ。実感が湧くまで少し時間がかかりそうだね。土曜日は厳しい一日だったけど、リードを守ることだけを考えて走った結果、最終的には自分を信じて最高のパフォーマンスを出すことができた。正直、レース前はロンドンに向けてあまりダメージを受けずに終えられればと思っていた。信じられない、本当に言葉が出ない。すごい気分だ。本当に信じられない気持ちだよ」
「チームに復帰してから、日産は僕が思う存分活躍できる環境を提供してくれた。まるで夢のようだ。シーズンを通して、チームの多大なる努力とサポートには本当に感謝しているよ。ヴォルペとチームディレクターのボワスドロンにも僕を信じて、世界チャンピオンになるために必要なものを全てを整えてくれたことに感謝を伝えたい。これからも残るタイトルを狙って、ロンドンの最終戦に集中するよ」
[オートスポーツweb 2025年07月16日]