浜松市主催鈴鹿8耐壮行会 7月12日(土)JR浜松駅北口ひろば『キタラ』にて、昨年に引き続き鈴鹿8時間耐久ロードレースに出場する浜松ゆかりのチームの壮行会が行われた。
世界的なオートバイメーカー創業地である浜松市を“バイクのふるさと浜松”として国内外に発信していく一環として開催された。スズキはチームスズキCNチャレンジ、ホンダはHonda Kumamoto Racing & Hamamatsu ESCARGOT、ヤマハは磐田レーシングファミリーのライダー&マシンが登場。中野祐介浜松市長が激励に訪れた。
中野市長は「浜松は物作りの町と言われ、オートバイについて言えば日本の4大オートバイメーカーのうちの3つ、スズキ、ホンダ、ヤマハが浜松から生まれたということで、まさにバイクのふるさと浜松であるわけです。そのバイクのふるさと代表して、今年も3チーム出場していただきます。ぜひ良い成績で頑張っていただきたい。今年は浜松市と磐田市は、市町村合併にからちょうど20年の節目の年になります。そういった記念の年に良い成績で、浜松と磐田を、そしてオートバイを全国に世界に発信をしていただきたい」と挨拶。
チームスズキCNチャレンジの佐原伸一プロジェクトリーダー兼チームディレクターは「CNは、カーボンニュートラルの略でして、今年は100%環境に良いガソリンを使用し、しかも良い成績を目指すという難しい挑戦をします。これはスズキだけではなく、オートバイ業界全体、そして自動車業界の発展につながる大きなチャレンジだと思います。チームのメンバーは、昨年に引き続き社内全体から公募で集まったメンバーを入れて、全社での取り組みとして頑張ります」と語った。
津田拓也は「自分は和歌山県出身ですが、スズキでは15年ほどレースをしていることから、この第二の故郷の浜松でこのようなイベントをうれしく思います。カーボンニュートラルという環境にやさしくても性能が高いことを皆さんに証明したい」とコメント。
Honda Kumamoto Racing & Hamamatsu ESCARGOTの神銘杜(ジン メイト)メカニックは「ホンダ技研工業株式会社浜松製作所のクラブチームです。活動は仕事終わりに行っています。鈴鹿8耐には、熊本製作所のクラブチームである熊本レーシングと共に参戦します。参戦クラスはSST、熊本とは結成して3年目。浜松では船外機や自動車のトランスミッション、熊本ではオートバイの様々な製品を製作。そこで得られた知識と技術を用いて、去年は表彰台を逃してしまったことから、今年こそは表彰台を狙います」とコメントした。
ヤマハ磐田レーシングファミリー服部亮我は「我々は、ヤマハ発動機の社員で構成されたクラブチームになります。ファクトリーチームとは違い各々がバイクの製品開発などの業務を日々している中での有志での活動となります。高居京平、遠藤晃慶の3人で戦います。私たちの目的は、良い順位を狙うことはもちろんですが、社員が自社製品で遊んでその楽しさを知って開発につなげ、より良いものをお客様にお届けするという大きな目的を持って活動しています。全力で戦うサラリーマンの我々を応援していただけるとうれしいです」と語った。
2025 FIM世界耐久選手権"コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会は、8月3日(日)に決勝を迎える。
[オートスポーツweb 2025年07月16日]