17(木)徳島県と高知県で線状降水帯発生のおそれ 災害級の大雨に警戒を

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2025年07月17日 11:34  日本気象協会

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日本気象協会

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四国地方には南から発達した雨雲が次々に流れ込んでいます。今日17日(木)昼過ぎから夜遅くにかけて、徳島県と高知県では線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。災害級の大雨に警戒してください。

今日17日は四国地方は広く雨 徳島県と高知県では線状降水帯発生のおそれ

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今日17日(木)の四国地方は、太平洋高気圧のふちに沿って暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定となっています。このため広く雨となっており、徳島県や高知県を中心に発達した雨雲がかかり、徳島県勝浦郡上勝町の福原旭では8時40分までの1時間に53・5ミリの非常に激しい雨を観測しています。
これからあす18日(金)朝にかけて全般に雨が降り、太平洋側を中心に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
特に今日昼過ぎから夜遅くにかけては、徳島県と高知県で線状降水帯が発生するおそれがあります。
最新の気象情報や周囲の状況を確認し、早めの避難や対策を進めておいてください。

予想される雨量

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今後予想される24時間降水量は、
17日12時から18日12時まで(多い所)
瀬戸内側 150ミリ
太平洋側 300ミリ
18日12時から19日12時まで(多い所)
瀬戸内側 50ミリ
太平洋側 80ミリ
となっており、線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意・警戒してください。

土砂災害の前兆はすでに起こり始めととらえて

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以下のような状態は、土砂災害の前兆と言われています。ただ、こういった状態を確認した際は、すでに土砂災害が起こり始めている状況ととらえて、早めに避難などをするようにしてください。
・がけや地面にひび割れができる
・木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりする
・井戸や川の水が濁る、水が止まる
・がけや斜面から水が湧き出たりする

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