
今日(17日)の道内は気温が上昇し、内陸を中心に厳しい暑さとなりました。明日(18日)以降も気温が平年より高く、特に7月いっぱいはこの厳しい暑さが続きそうです。また、今日発表された最新の1か月予報によると、この先1か月も気温は平年より高い予想です。引き続き熱中症、体調管理などに十分注意して下さい。
道内は広く蒸し暑い 今年一番の気温の高さとなった所も
今日(17日)の北海道付近には暖かく湿った空気が流れ込み、広い範囲で厳しい暑さとなりました。今日午後3時までの最高気温は沿岸で広く26℃前後、内陸やオホーツク海側は全般に31℃くらいとなり、平年より8℃ほど高い所が多くなりました。道内で最も高くなった網走地方の小清水は、36.5℃と、7月としては統計史上最も高い最高気温でした。札幌も33.9℃を観測し、今年一番の暑さとなりました。また、湿度も高かったため、ムシムシとした蒸し暑さとなりました。
明日(18日)以降もしばらく暑さが続く見込みです。予想最高気温は稚内など沿岸の一部で24℃くらいの他は、全般に30℃前後まで上がるでしょう。札幌は最高気温が30℃以上の真夏日が続き、火曜日(22日)は34℃と、厳しい暑さとなりそうです。更に、北見と帯広では月曜日(21日)と火曜日に35℃以上の猛暑日となる可能性があります。危険な暑さとなる所もあるため、体調管理に注意し、引き続き万全な熱中症対策を心がけて下さい。
この先も暑さが続く1か月 日中も夜間も熱中症に注意
今日、札幌管区気象台から最新の1か月予報が発表されました。降水量は平年並み、日照時間は日本海側とオホーツク海側は平年並みか多く、太平洋側は平年より多い見込みです。特に期間の前半は、日本海側で暖かく湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすく、大雨となる恐れもあります。一方、太平洋側は平年に比べて晴れる日が多くなりそうです。
気温は、道内に暖かい空気が流れ込みやすいため、平年より高い傾向が続き、7月いっぱいは平年よりもかなり高い気温となるでしょう。札幌の7月の真夏日日数が、これまでに最も多かったのは1924年の17日、次に多いのが2021年の15日となっています。今年の7月の札幌は今日を含めて、真夏日となった日数は9日で、残りの2週間で真夏日が続けば、統計史上最も真夏日日数が多い7月となる可能性があります。
最高気温だけではなく、最低気温も高く経過し、札幌も含めた道内の所々で、夜の最低気温が25℃以上の熱帯夜となることもありそうです。日中の万全な暑さ対策だけではなく、寝る前にコップ一杯の水を飲むなど、夜間も熱中症対策を心がけて下さい。
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