2025年7月17日に世界初披露されたミツビシ・デスティネーターは、同23日に開幕するインドネシア国際オートショーで展示され、同日より販売開始となる 三菱自動車は7月17日、新型3列シートSUV『DESTINATOR(デスティネーター)』を世界初披露した。インドネシア発ミツビシの世界戦略車の第三弾モデルとなるデスティネーターは、今月23日より同国で販売が開始される。
インドネシアで生産され、今後ベトナムやフィリピンなど他のアセアン地域や、南アジア、中南米、中東、アフリカに順次投入される予定となっているミツビシ・デスティネーター。『The Confidence Booster for Energetic Families(いきいきとした家族が自信を持って一歩踏み出せるよう後押しするSUV)』をコンセプトに開発されたこの新型車は、7人乗り3列シートのミッドサイズSUVだ。
その外観は、力強さと堂々とした佇まい感じさせる本格的なSUVデザインが採用され、その中には高級感と先進性を演出するフロントフェイスのアクリルグリルや、走破性と実用性の高さが表現されたリヤのデザインが含まれる。
豊富な収納と多彩なユーティリティを備えるインテリアでは、すべての乗員が心地よく過ごせる広々とした上質な室内空間が創られた。その一環として装備されたパノラマサンルーフや夜間のドライブを彩る64色のアンビエントライトに加え、計8個のスピーカーによって構成されるヤマハとの共同開発オーディオシステム“Dynamic Sound Yamaha Premium”などが移動を楽しいものにする。
インストルメントパネルは、12.3インチSDA(スマートフォン連携ディスプレイオーディオ)と8インチのドライバーディスプレイを一体化させた大型パネルが特長。SDAはルーフらアンビエントライトの調整や各種設定が行えるほか、『パジェロ』の3連メーターをオマージュしたマルチメーター表示など多彩なコンテンツが表示される。
パワートレインは『4B40』ベースの1.5リッターMIVECターボエンジン(120kW/250Nm)とCVTの組み合わせに。前輪駆動ながら、アクティブヨーコントロール(AYC)などミツビシの四輪制御技術によって、さまざまな路面や天候で安全・安心で快適な走りを提供するSUVならではの走破性を実現している。路面状況に応じて選べるドライブモードは、ノーマル、ターマック、ウエット、グラベル(未舗装路)、マッド(泥濘路)の5つだ。
先進運転支援機能においてはレーダークルーズコントロールシステムをはじめ、衝突被害軽減ブレーキシステム、後側方車両検知警報システム、後退時交差車両検知警報システム、マルチアラウンドモニターなどを搭載。さらに、快適に安心してドライブを楽しめるよう、コネクティッド機能も採用されている。
■ミツビシ・デスティネーターの主要諸元
寸法
4680×1840×1780mm
ホイールベース
2815mm
トレッド フロント
1580mm
トレッド リヤ
1590mm
最低地上高
214mmアンダーカバーを含めない場合244mm
車両重量
1495kg
乗車定員
7名
エンジン型式
4B40(MIVECインタークーラー付ターボチャージャー)
弁機構・気筒数
DOHC16バルブ・4気筒
総排気量
1499cc
最高出力
120kW(163PS)/5000rpm
最大トルク
250Nm/2000-4000rpm
使用燃料
ハイオク
タンク容量
45リットル
変速機形式
CVT(自動無段変速機)
サスペンション形式 フロント
マクファーソンストラット式
サスペンション形式 リヤ
トーションビーム式
主ブレーキ形式 前/後
ディスクブレーキ
タイヤ
225/55R18
[オートスポーツweb 2025年07月17日]