ローソン、店内厨房に「炒めロボ」を試験導入 タッチパネルで注文→出来たてを提供

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2025年07月17日 19:21  ITmedia ビジネスオンライン

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ロボットが調理し、出来たてを提供する

 ローソンは7月22日から、炒め料理に特化した調理ロボットを「ローソン北大塚一丁目店」(東京都豊島区)で導入する。注文後に店内厨房で調理し、出来たての状態で提供する。調理ロボの導入は、6月23日にオープンした「ローソン高輪ゲートウェイシティ店」の「からあげクン用揚げ調理ロボ」に続く2例目となる。


【画像】炒め料理に特化した調理ロボを導入


 今回導入するのは、調理ロボなどを手掛けるTechMagic(東京都江東区)が飲食店向けに開発した「調理ロボI-Robo 2」。強い火力が求められるチャーハンや野菜炒めといったメニューを、2分前後で自動調理できる。従来の店内厨房では、油と電子レンジによる調理に限定されていたが、炒め調理が可能となることで、メニューの幅が広がる。


 提供するのは、「たまごチャーハン」(538円)や「野菜炒め」(同)など14品(トッピング違い含む)。トッピングには、店内フライヤーで揚げた春巻きや唐揚げの他、チャーシュー、ネギ塩豚タンなどを用意する。注文は、店内の専用端末からセルフオーダーで行い、完成後には店頭のモニターに注文番号が表示され、客が商品を受け取る。


 商品の調理は注文を受けてから行う。調理ロボにはタッチパネルが付属しており、材料や調味料を投入するタイミングを表示。指定通りに具材を鍋部分に入れると、自動で調理するため、誰でも安定した品質の商品を作れるという。調理終了後は鍋が自動で洗浄されるため、連続した調理も可能だ。


 事業開発部長の塩野貴啓氏は、炒めメニューの導入について「これまでコンビニには無かった、新しい質感のメニューを提供したい」と語った。


 調理ロボを導入する北大塚一丁目店は、サステナブルな店舗「グリーンローソン」として2022年11月にオープンした。レジ接客は全てアバターが行うなど、新しいビジネスモデルの検証の場として運営されている。


 今後、北大塚一丁目店での調理ロボの導入効果を踏まえ、他店舗での展開やメニューの拡大、デリバリーメニューとしての提供なども検討していくとしており、2030年度目標の日販30%増(2024年度比)、店舗オペレーション30%削減(同)につなげる。



このニュースに関するつぶやき

  • ……その機械のお世話をするのは人間のスタッフなんでしょ;油もん増やすのは人件費を地味に上げると思うわ;
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