【阪神】藤川監督の来季続投をオーナーが明言、安定感ある戦いぶりに満点の高評価

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2025年07月18日 05:01  日刊スポーツ

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阪神藤川球児監督

就任1年目で虎を率いる阪神藤川球児監督(44)の来季続投が17日、12球団最速で決まった。阪神秦雅夫オーナー(68)が17日、大阪市内の阪神電鉄本社で前半戦の戦いを総括。前半戦本拠地最終中日戦は雨天中止になったが、チームは球宴まで3試合を残して貯金17の単独首位をキープ。絶対的信頼を寄せる虎の総帥は来季以降の続投を公言した。


   ◇   ◇   ◇


阪神秦オーナーが12球団最速で藤川監督の来季続投を明言した。


「よほどのことがない限り3年間チームの指揮を任せた当初の気持ちは全く変わっていません」


球宴まで3試合を残し、阪神は87試合51勝34敗2分け。前半戦本拠地最終戦だった中日戦を雨で流したが、貯金17は、セ・リーグの貯金独占状態を維持し、2年ぶりのリーグ制覇も射程圏だ。オーナーはメガネの奥の目尻を下げながら断言した。


今季は球団創設90周年のメモリアルイヤー。2年ぶりのV奪回が至上命令だ。オーナー、指揮官ともに就任1年目に当たる。虎の総帥が藤川阪神に望んだのは<1>守りの野球で勝つ球団方針の共有<2>個々が役割を理解して行うことの徹底、の2点だ。


「90試合近くを消化して、多くの場面でしっかりとそれを実行できている。また、難しい局面での対応力などの試合運びを見ても、安定感と粘り強さを兼ね備えたチームになってきたと思います」。交流戦終盤では7連敗を喫したが、リーグ戦再開後は11連勝で巻き返した。後半戦への単独首位ターンを早々と固めた新任指揮官に満点の高評価だ。


先発では村上、才木の両輪に、新戦力の伊原、デュプランティエが活躍。伊藤将、大竹の中堅陣が続く。リリーフも石井から岩崎への勝利の方程式も確立。両リーグ唯一の防御率1点台(1・99)を誇る。打線も本塁打、打点のリーグ2冠の4番佐藤輝を軸に、数字で追走する森下ら若手にも安定感を引き出した。


「非常に丁寧かつ柔軟な姿勢。それがチームの安定した戦いにつながってると受け止めています。後半戦はこれまでの姿勢を貫いて地に足のついた戦いを継続してくれることを期待しています」


交流戦後には指揮官との直接会談も明かし、「後半戦もよろしく頼む」と背中を押したという。チームは19日から巨人3連戦(東京ドーム)3連勝で、球団では08年以来17年ぶり3度目の貯金20以上ターンを狙い、さらに弾みをつける。【伊東大介】


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