上司とは対立し、部下からは見下される……こうした板挟み状況はつらい。投稿を寄せた60代女性は、元々管理職を務めていた。しかしある時、考えが合わなかった上司から驚きの仕打ちを食らってしまう。
「上司が私を飛び越えて部下に私の方針と真反対の事を伝達。そのせいか部下は私を全く信用しない上、バカにしたような口調で私に物を言うようになった」
普通は例えば、課長が決めた方針を部長が気に食わないといった場合は、まず部長から課長に働きかけて調整する。課長を飛び越えて、部長が部下に直接指示するのはガバナンスの観点からも問題だろう。
そして上司と部下、双方向からのハラスメントを受け続けた女性は「2年間我慢したが限界」と辞表を提出したということだった。(文:湊真智人)
「A評価」で上司推薦なのに昇給なし
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また、IT系の技術職として働く40代男性は、どうにも納得いかない評価を下された経験を明かす。
「上のグレードの仕事を文句なしでやりきって、上司にA評価で推薦されたけど、グレード認定会議で認定されず昇給なし」
高いパフォーマンスを発揮して、上司のお墨付きでも認定されないとなれば、評価基準が疑わしくなってくる。やってられないだろう。
同じく技術職の50代男性は、会社の賃金形態について次のように疑念を抱いている。
「業務負担ばかり増やして、賃金をケチるし、無能なゴマすり社員ばかり昇給する実態を知った」
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うわべの対応だけで評価が決められては、働く意欲は下がる一方だ。納得感のある人事評価制度を設けないと人が離れていくだけだろう。
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