
求人票に誤ったメールアドレスを載せてしまったら、メール経由の応募者は永久に現れないだろう。投稿を寄せた50代男性(福島県)は、ハローワークから紹介されてある企業に応募したときの顛末を明かす。(文:西荻西子)
その企業は、応募書類をメールで送付するよう指定していた。ところが
「書類が完成し早速送ろうとしたのですが、何度送っても宛先不明で失敗するのです。送信ボタンをクリックする度にアドレスを再度確認しましたが、失敗をくり返すばかりでした」
企業に確認するとメアドが誤っていると発覚
翌日、企業に電話で問い合わせると、「求人票のメールアドレスが明らかに誤っている事実が判明しました」と男性は語る。しかし、担当者の対応は疑問の残るものだった。
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「担当者は特に悪びれる様子もなく淡々と正しいアドレスを伝えていました」
不信感を抱きつつも、正しいアドレスに書類を送り直した男性。企業からは「1週間以内に結果を知らせる」と伝えられたが、
「何の音沙汰もないまま2週間後に不採用の通知が届きました」
「求人票のメールアドレスは最後まで修正されませんでした」
と、後味の悪い結果となった。修正されないアドレスについて、男性はこう分析している。
「応募書類の送付方法をメール指定にしているにもかかわらず誤ったアドレスを掲載し続けるのは、採用する意思がそもそもなかったのだろうと考えざるを得ません」
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男性は現在も求職活動中だ。今回寄せた出来事について、「人生で初めての体験で驚きの連続でした」と振り返る。もっとも驚いたのは、「結果通知が事前に案内された期日を守らない件」だというが、ハローワークでこの一連の出来事を伝えると、担当者からはさらに呆れる言葉が返ってきた。
「ハローワーク窓口でも『常態化している』と聞かされ呆れると共に『予定よりも通知が遅れるのは採用の可能性があるから』『採用担当者が一人で忙しい企業が多い』等、首を傾げたくなるアドバイスをいただきました」
大事な就職活動で、ずさんな対応が常態化しているという現実。男性は「これが実態なのでしょうね。たいへん勉強になりました」と皮肉を込めて投稿を締めくくった。
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