「サンタ・マリア・ノヴェッラ」新CEOに元バレンシアガのリュディヴィーヌ・ポンを任命

　イタリア発「サンタ・マリア・ノヴェッラ（Santa Maria Novella）」が、9月1日付けで新CEOにリュディヴィーヌ・ポン（Ludivine Pont）氏が就任すると発表した。なお、9月までは現ゼネラルマネージャーのジャンピエロ・ペゼンティ（Giampiero Pesenti）が経営を担い、その後もオペレーション面でポン氏を支えるという。

　ポン氏はこれまでに、「フィリッププレイン（PHILIPP PLEIN）」や「モンクレール（MONCLER）」、「バレンシアガ（Balenciaga）」などのラグジュアリーブランドで要職を歴任。2022年には、「フォーブス」誌の「世界で最も影響力のあるCMOランキング」に選出されるなど、ラグジュアリー業界での知見を持つ。
　同氏は就任にあたり、「800年以上続く卓越した伝統を未来へとつなぐことは、大きな名誉であるとともに、責任を感じています。感覚や美、時間に語りかけるタイムレスな体験を創造していきたいです」とコメント。今後はグローバルでの事業展開を推進し、ブランドのユニークな伝統と職人技に基づいた独自の地位の確立を目指すという。
　サンタ・マリア・ノヴェッラは、2020年にイタリアの投資会社イタルモビリアーレ（ITALMOBILIARE）が買収。現在、30ヶ国以上で事業を展開し、400以上の販売拠点を持っている。