韓国発パラレルワールド映画『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』公開決定

0

2025年07月18日 11:41  cinemacafe.net

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

cinemacafe.net

『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』©Lewis Pictures All Rights Reserved
第11回ソウル国際プライド映画祭オープニング作品として上映され韓国で話題を呼んだ、パラレルワールド映画『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』(英題『So Long, See You Tomorrow』)が10月31日(金)より公開決定。ポスターと予告編が解禁された。

1995年、テグ。不仲な両親や学校でいじめられる日々に鬱憤を募らせていたドンジュンは、カリスマ性溢れる男友達のカンヒャンに恋をした。

しかし、彼との穏やかな日常は思いがけない事件で終わりを迎え、カンヒャンはテグを去ってしまう。想いを言葉にできず、後悔を抱えたまま大人になったドンジュンは、不幸で惨めだと感じる人生を消化しながら、ふと思う。

「もしあの時、別の選択をしていれば…?」テグで高校教師になる人生、ソウルで大学教授になる人生、プサンで父親になる人生。

3つの異なる2020年秋を生きるドンジュンは、足りない何かを探し続け、やがて本当の自分を見つけて行く――。

青春時代のやるせなさを抱える男が思い描くのは「もしも、あの時に戻れたら……」

「もしも、愛を告白できていれば……」。

誰もが一度は考えてしまう、人生の分岐点で“選ばなかった”もう1つの道。別の選択をしていれば、どんな現在を生きていたのだろうか。

そんな、後悔とも未練ともつかない気持ちで生きるすべての人へ贈りたい、“もしも”のパラレルワールド。

3つの人生を生きる男を演じたのは、「パンドラ 小さな神の子供たち」のシム・ヒソブ。繊細で脆く複雑な心情を、確かな演技力で示した。

その青年時代を、映画『このろくでもない世界で』でソン・ジュンギと共演、『脱走』ではイ・ジェフンと共演して注目を集めた新進気鋭の俳優ホン・サビン。

さらに、「イカゲーム」「涙の女王」のキム・ジュリョンのほか、「イ・サン」「かくれんぼ」「オレのことスキでしょ。」のソン・チャンウィが特別出演を果たす。

監督は、デビュー作『葬式のメンバー』(原題)で、ベルリン国際映画祭やエディンバラ国際映画祭など海外の名だたる映画祭に招待され、韓国国内でも釜山国際映画祭に公式選出されるなど、インディペンデント映画界を代表する監督としての地位を築くペク・スンビンがメガホンをとった。

この度解禁となったのは、3つの人生を体験する主人公になぞらえた、3種類のポスタービジュアル。

メインポスターとなるのは、主人公ドンジュンの少年時代の美しい思い出。学校でカリスマ的存在だったカンヒャンとの自転車の二人乗りの記憶、決して想いを告げられなかったけれど忘れられない恋をしたあの時を切り取っている。

「こんな気持ちを抱えてなぜ生きなきゃいけないの」というドンジュンのセリフが、叶わぬ恋の痛みを表現している。

別バージョンでは、大人になったドンジュンのいまもなお抱え続ける痛みが表されたビジュアルと、少年時代、退屈な日常への反逆として高い壁の上を歩いた“あのとき”を切り取ったビジュアル。

共通して書かれた「僕の宇宙にはいつも君がいた」のコピーが印象的な3種類となっている。

また、併せて解禁された予告編では、ドンジュンの少年時代から始まる。

苦しい日々、手を差し伸べてくれたカンヒャンに想いを寄せていたドンジュン。しかしある事件以降、2人が会うことは二度となかった。

その時の後悔を忘れられないまま25年の時が経った2020年。ドンジュンは3つの運命を辿ることになる。テグ、ソウル、プサン、別々の土地で、違った職業、家族との関係性、異なる出会い。

美しい映像とともに、誰もが抱く、もしもあの時別の選択をしていたら、という思いが生み出す世界が映し出されている。

『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』は10月31日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開。




(シネマカフェ編集部)

    ニュース設定