
ふたりが登場したのは、7月16日(水)放送のJ-WAVE『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann〈セレイナ・アン〉)の期間限定コーナー「RADIO ENSEMBLE READY FOR FUJI ROCK FESTIVAL'25 supported by iichiko」だ。
本コーナーは、2025年のフジロックに出演するアーティスト、スタッフや関係者、フジロック好きの著名人や音楽ライターなどが登場し、魅力や見どころを多角的に掘り下げている。トークのフルバージョンはポッドキャストで配信中。
・ポッドキャストページ
主要のステージを“全クリ”したEGO-WRAPPIN'
EGO-WRAPPIN'は2001年のWHITE STAGEに初出演。それ以来、バンドとしては9回出演を果たすトップクラスの常連アーティストだ。2025年は2019年以来、10回目の出演が決定している。セレイナ:2019年以来のご出演ですが、決まったときはいかがでしたか?
中納:うれしかったです。「やった」という。
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中納:みんな出たいというね。
タカノ:それはありますよね。
森:うれしかったというか「音楽として認められているんだ感」もあったかもしれないです。
タカノ:2025年で出演が10回目ということで、その実感はどうですか?
中納:うれしいですね。
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タカノ:なかなか全クリできないですからね。
森:どこに当てはめていいのか、わからないんですかね。
タカノ:どこにでも行けるということだから、すごいですよ。ステージに立っている側から見て、フジロックのお客さんはほかのフェスやライブと違ったりするんですか?
中納:外国のバンドが多いというのもあるので、クラブっぽいイベントもあったりして、音楽好きの子が多いというイメージもあります。でも、昨今はSNSとかで写真を上げてというので、わりとステータスみたいなイメージ。ステータスでフェスに来ている人たちもすごく多いような気がします。
セレイナ:映えスポットだらけ。本当にきれいに装飾されていたり、いろいろとアーティスティックに美しい場面がフジロックにはたくさんあります。写真を撮りたくなるというか、撮らせるなにかがあります。
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タカノ:映えスポットで言うと、ふたりが2025年に出られるFIELD OF HEAVENも旗がかかっていたりとか、写真を撮りたくなるというのはすごくわかります。
森:FIELD OF HEAVENに行く道すがらもね。ヘブンにいざなわれるような。
「フェス飯」の衝撃エピソード
中納と森は、フジロックでの食に関するエピソードを明かした。中納:出店するお店、ご飯屋さんとかも「フジで出せる」というのは、うれしいんじゃないかなと思って。
セレイナ:全国から選りすぐりのおいしいフェス飯がたくさん集まってきているというのは、オーディエンスとしても、どれを食べても間違いないという安心感があります。
中納:おいしかったですよ。
セレイナ:なにか食べられた思い出があるんですか?
中納:あります。串に刺さった豚?
セレイナ:もち豚! 定番ですね。
中納:すごく雨が降ったときに、1回だけ遊びで行ったことがあって。もち豚を2本買って歩いていたら泥沼にはまっちゃったんですけど、もち豚2本は救いました。
タカノ・セレイナ:(笑)。
中納:なんとか。体は泥だらけになりましたが、もち豚だけは死守して。それぐらい大切です。
タカノ:森さんは食べ物で印象に残っているものはありますか?
森:出演者の食堂です。世界のミュージシャンが来ていますから、食べ物の問題、宗教上で食べられない人とかにも対応しないといけない食堂、それがまずすごいなと思いました。僕らも外国に行ったときに食べ物で安心できるというのは、すごく大事だなと思っていました。
セレイナ:それで言うとアーティストのケータリングも、バラエティに富んで用意されていると思います。オーディエンス側としても出店しているなかで、ヴィーガンのお店も増えてきたりもしています。
中納:昨今多いですもんね。
タカノ:いろいろな方に対応というか、どんな方でも楽しめるようにと準備してくれているのはありがたいですよね。
ここで、番組では7月2日にアナログ盤と配信でリリースされたEGO-WRAPPIN'の『AQUA ROBE』をオンエアした。
AQUA ROBE
他アーティストとのエピソード
続いて、ふたりはアーティストならではのエピソードを披露した。タカノ:EGO-WRAPPIN'のフジロック初出演が2001年。この年のヘッドライナーがOasis、Neil Young Crazy Horse、EMINEMです。
森:Neil Youngは行きました。
中納:あとは、職権乱用しているようで申し訳ないんですが(笑)。当日だとパスがあるので、その日出た会場の場所に、出演者はどこにでも行けるんです。
森:バックステージに行けるというね。
中納:そういう特権もありますよね。
セレイナ:特権行使エピソードはありますか?
森:シーナ&ロケッツのRED MARQUEEに、バックステージから行きました。出演間近ぐらいに行ったら、シーナさんがバックステージで自分の調子を整えていて、鮎川 誠さんは別のところにいて。近寄っていったら「マコちゃん」と言われて、(シーナに)鮎川さんと間違えられたんです。「マコちゃんに似ている」と言われて、背格好が。
タカノ:言われてみるとそんな気がしないでも。
中納:それはすごく光栄な、自慢話ですね。
タカノ:いいエピソードが聞けましたね。
中納:あと森くんはあれもあったよね、ザ・クラッシュのさ。
森:ジョー・ストラマーにたまたま会いました。
タカノ:それは裏で?
森:焚火をしている、誰でも入れるところだと思います。
タカノ:THE PALACE OF WONDERのほうで毎年やっています。普通にいたんですか?
中納:帽子にサインもらっていたもんね。
タカノ:え!
森:すいません、本当。
セレイナ:いやいや(笑)。
森:僕は全然気づいていなかったんですけど、一緒に歩いていた人が「あ、伝説のパンクスおるやないか」って。
タカノ:どういうキャラというか。
森:穏やかなおっちゃん、という感じでした。
フジロックは「宝探し」
タカノ:最後に、2025年に初めてフジロックに参加してみようかなと迷っている方もいると思います。その人たちの背中を押すひと言をお願いします。中納:いいぞ、楽しいぞ! 自然もあるし。なんかいいよね、おいしいご飯もあるし。
森:音楽がメインですけど、自然と触れ合っているから体にはいいですよ。
セレイナ:心身ともにいいんですね(笑)。
中納:リフレッシュできると思う。
森:すごいロックを聴いていても、外で聴いていたらそんな悪い気がしないというか。
中納:新しい自分に出会えるかも。「私こういうのいける」「私こういう音楽、実は好きだったかも」とか思うきっかけがいっぱい転がっているというか。見つけるのは自分ですけど、宝探しですよね。
森:未体験。
セレイナ:フジロックは宝探し! ありがとうございます。
最後に、EGO-WRAPPIN'のふたりが今年のフジロック出演者のなかから選曲した、吾妻光良 & The Swinging Boppersの『150〜300』をオンエアし、コーナーは幕を閉じた。
「FUJI ROCK FESTIVAL'25」の詳細は公式サイトまで。EGO-WRAPPIN'の最新情報は公式サイトまで。
フジロックの楽しさが倍増するポッドキャスト配信中
フジロックを盛り上げる期間限定コーナー「RADIO ENSEMBLE READY FOR FUJI ROCK FESTIVAL'25 supported by iichiko」。ポッドキャストのエピソードは、毎週水曜19時に更新。出演アーティストや関係者、スタッフ、フジロックを愛する著名人と、タカノシンヤ&セレイナ・アンが語り合う。・今年2年ぶりの出演! 羊文学
・フジロック常連アーティストのT字路s
・パソコン音楽クラブ&トリプルファイヤー
・GREEN DAYとも対バンしたおとぼけビ〜バ〜
・mei ehara & 角張渉(カクバリズム)
・「ROOKIE A GO-GO」の思い出も…THE BAWDIES
・「フジロックコンシェルジュ」のMCも担当! 菅野結以
・フジロックでの思い出深いエピソードは…STUTS
・今年の意気込みは? MONO NO AWARE
・フェスご飯トークも!ハライチ澤部佑&津田昌太朗
・andropのギター佐藤拓也、歴ドルの美甘子
・Ovallはどんなステージを魅せてくれるのか!?
・MCの裏側トークも! ラジオDJ・VJのジョージ・ウィリアムズ
・ここでしか聞けないフジロックの魅力・裏話…佐藤タイジ (THEATRE BROOK)
・異空間の虜に…ORANGE RANGE
番組情報
GRAND MARQUEE
月・火・水・木曜
16:00-18:50
タカノシンヤ、Celeina Ann
オフィシャルサイト