大記録の更新まであと16試合…24年目のシーズンに臨む“鉄人”ミルナー「自分を奮い立たせ続けることが重要」

　ブライトンに所属する元イングランド代表MFジェイムズ・ミルナーが、大記録の更新がかかる2025−26シーズンに向けた意気込みを示した。17日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　現在39歳のミルナーは2002−03シーズンにリーズでプロデビューを飾り、その後はニューカッスルやマンチェスター・シティなどで活躍。2015年夏に加入したリヴァプールでは公式戦通算332試合出場26ゴール45アシストという成績を残し、プレミアリーグとチャンピオンズリーグ（CL）を含む数々のタイトル獲得に貢献した。そして、2023年夏からは日本代表FW三笘薫も所属するブライトンでプレーしている。

　先月にはブライトンとの契約期間を来年6月末まで延長したミルナーだが、来たる2025−26シーズンは大記録の更新に期待がかかる。16歳でのデビュー以降、プレミアリーグで積み上げた通算出場時試合数は歴代2位の「638」に到達。元イングランド代表MFギャレス・バリー氏が持つ歴代最多記録「653試合」の更新まで残り16試合に迫っている。

　長期間に及ぶ負傷離脱によって公式戦4試合の出場に留まった2024−25シーズンを「暗い気分とまでは言わないが、フラストレーションの溜まる時期だった」と振り返ったミルナーは、記録更新への思いと新シーズンへの意気込みを次のように語った。

「もしそれ（プレミアリーグ最多出場記録更新）が実現すれば素晴らしいことだが、正直なところ、ピッチ上でチームに貢献することに集中している。できる限りコンディションを整え、できる限りこのチームの選手たちと練習場に立ちたいと思う。まだまだやり続けたいという気持ちを持ち、自分を奮い立たせ続けることがが重要なんだ」

「朝ベッドから起き上がる時に足首が痛むかもしれない。でも、やり続けたいという意欲があることはチームにとって助けになる。そのモチベーションは内面から湧き出るものでなければならない。同時にチームとして明確な目標を定めたい。僕らはそれに向かって突き進むことができる。とても重要なことだ」

　ブライトンは日本時間8月16日に行われるプレミアリーグ開幕節でフルアムと対戦する。