アーセナルがマドゥエケ加入を正式発表! [写真]=Arsenal FC via Getty Images プレミアリーグのアーセナルは18日、チェルシーからイングランド代表FWノニ・マドゥエケが完全移籍で加入することを発表した。
現在23歳のマドゥエケはクリスタル・パレスとトッテナムの下部組織に属した経歴を持ち、2018年にPSVのユースチームへと加入。2020年1月にトップチームデビューを果たすと、オランダの地で公式戦80試合出場20ゴール14アシストを記録した。2023年1月には7年半契約を結んでチェルシーに完全移籍。左利きのウィンガーながら両サイドをこなせる柔軟性を持ち、加入からここまで公式戦92試合出場20ゴール7アシストをマークしてきた。
そして今回、アカデミー時代からロンドンのクラブを渡り歩いてきた快速ウインガーが、ライバルへの移籍を決断した。3年連続でプレミアリーグ2位に終わったアーセナルは、今夏の移籍市場で積極的な補強を敢行。現時点でスペイン代表GKケパ・アリサバラガと同MFマルティン・スビメンディを獲得しているほか、ブレントフォードからデンマーク代表MFクリスティアン・ノアゴールの加入も決まっている。さらなる戦力の上積みが期待されるなか、同じ街を本拠地とする“ライバル”からマドゥエケの引き抜きに成功した。
アーセナルは契約期間について「長期」とのみ発表しているが、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると2030年6月30日までの5年間となる模様。チェルシーに支払われる移籍金はボーナス込みで5200万ポンド(約103億円)程度と報じられている。
アーセナルでは背番号「20」を着用することが決定。マドゥエケの加入を受けて、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、クラブを通して次のように歓迎の言葉を残した。
「我々一同、ノニ・マドゥエケをチームに迎えることを大変嬉しく思っている。ノニはエキサイティングかつパワフルな若手選手であり、直近のシーズンのパフォーマンスと成績は一貫して高い水準を維持している。プレミアリーグで最も才能に満ちたウインガーの一人だ」
「23歳という若さながら、ノニはクラブと代表レベルの豊富な経験を有しており、何よりもプレミアリーグを熟知している。直近のシーズンでノニが見せてきたパフォーマンスの高さを間近で見てきた我々は、彼が加入してくれることを本当に楽しみにしている」
「ノニは、イングランド代表や他の関係性で、チームメイトに顔馴染み野選手も多い。すぐに、この環境に居心地の良さを感じてくれるはずだ。彼の加入は我々のチームを大きく強化してくれるに違いない。我々は皆、彼がここに来てくれたことを大変嬉しく思っている。ノニ、そして彼の家族に対して、心からの歓迎の言葉を送りたい」
なお、マドゥエケはチェルシーの一員としてFIFAクラブワールドカップ2025を戦った影響により、アジアツアーには参加しない。その後、8月上旬にチームに合流する予定だ。
【動画】アーセナルがマドゥエケ加入を発表!
Talent in abundance.
Noni Madueke is a Gunner ✍️
Narrated by artist and Arsenal in the Community alumni, Stazzy 🎙️ pic.twitter.com/TfnkwG86Sz— Arsenal (@Arsenal) July 18, 2025