写真スティーヴィー・ワンダー(75歳)は、人の精神を「見ている」という。“実は全盲じゃない”という根も葉もない噂について冗談交じりに否定したスティーヴィーは、視覚障害を祝福と捉えているそうだ。
ウェールズのカーディフで最近行われたコンサートで、スティーヴィーはファンらにこう話した。
「皆に言わなければいけないことがある。このことを世界に知って欲しいと自分が思ったのはいつだろう?」
「でも今言いたくなったんだ。私が実は“見えている”という噂がある。でもみんなは真実を知っているだろう」
「真実は私は生まれて間もなく盲目になった」
「今やそれは祝福となった。本当の視覚で世界を見ることができるからだ」
「その人の見た目ではなく精神を見る。肌の色じゃない、その精神の色は何だろうとね」
そんなスティーヴィーは、母親のルーラ・メイ・ハーダウェイが盲目となった息子に当惑していたものの、自分は常にポジティブでいようと努めたそうだ。
昨年リリースされたオーディオブック「ザ・ワンダー・オブ・スティーヴィー」でスティーヴィーはこう話している。
「生まれた直後に僕は盲目になった」
「母親はさまざまなことを乗り越え、そして僕の経験は深いものとなった」
息子の診断を知ってから毎晩泣いていたという母親についてスティーヴィーはこう続けた。
「『ママ、泣かないで欲しい。僕の頭が痛くなっちゃうよ』って。『たぶん神様はより大きなものを自分に与えてくれているのかもしれない』て僕は言ったんだ。歴史がそれを証明してくれたよ」
元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20250796714.html