小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)/2025MotoGP第12戦チェコGP 7月20日、2025年MotoGP第12戦チェコGP MotoGPクラスの決勝レースがブルノ・サーキットで行われ、小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は14位でフィニッシュした。
気温27度、路面温度40度で行われた決勝に、ほぼ全員のライダーが前後ミディアムタイヤを選択。小椋はこのコンパウンドを使用して朝のウォームアップ走行を6番手で終えており、決勝でも同じく前後ミディアムを装着した。
予選で小椋のひとつ前のグリッドを獲得した中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)がスプリントで負傷し決勝を欠場したため、小椋は20番手からレースに臨む。最初の蹴り出しで一度最後尾に下がった小椋はセクター1で18番手まで順位を上げたが、後続を抑えられずスタート時と同じ20番手でオープニングラップを終えた。
レース中盤、他車の転倒などで17番手にポジションをあげた小椋は、前を行くファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)やポル・エスパルガロ(レッドブルKTMテック3)を追った。前方のライダーたちがペースを落とすなか、小椋とポル・エスパルガロはトップ5に匹敵するペースを見せ、徐々に順位を上げていった。
その後、ポル・エスパルガロがさらに順位を上げたため、小椋の目の前はヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)に変わる。小椋は19周目のストレートでザルコに0.070秒差まで詰め寄ったが、レース終了まで抑え込まれ14位でフィニッシュ。直近の2戦でノーポイントが続いた小椋だったが、このレースで2ポイントを獲得してシーズン前半戦を終えた。次の第13戦オーストリアGP決勝は、サマーブレイクをはさんで8月17日に開催される。
トラックハウスMotoGPチーム 小椋藍(決勝:14位)
「また厳しい週末でした。今朝のウォームアップでは一歩前進しましたが、決勝ではかなり長いあいだ一人のライダーの後ろに留まってしまいました。一人になった時のペースは悪くなかったものの、とにかく速さが足りませんでした」
「いくつかポジションを上げることはできましたが、目指すところまでは程遠いものでした。これでは十分ではなく、週末にはあまり満足していません。しかし、夏休み前に少しポイントを加算できたのは良いことです。これから少し休んで後半戦に臨むことができます」
[オートスポーツweb 2025年07月21日]