ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2025MotoGP第12戦チェコGP 7月20日、2025年MotoGP第12戦チェコGP MotoGPクラスの決勝レースがブルノ・サーキットで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのファビオ・クアルタラロは6位、アレックス・リンスは15位でフィニッシュした。
決勝は気温27度、路面温度40度のコンディションで行われ、ヤマハの2台を含むほぼ全車が前後ミディアムタイヤを装着した。3番手スタートのクアルタラロは、オープニングラップでひとつポジションを落とすと、序盤のバトルのなかで7番手まで後退する。7周目に前方のライダーが転倒し6番手に順位を上げると、前後のマシンとの差は広がっていき単独走行となった。レース終盤は少しずつペースを上げ、自己ベストを交えながら周回して6位でフィニッシュ。10ポイントを獲得した。
リンスは15番グリッドからスタートし、7周目には13番手まで浮上。その後は後方から迫るポル・エスパルガロ(レッドブルKTMテック3)や小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)とバトルを展開したが、先行を許し15番手に下がった。さらに16番手のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)がリンスとの差を詰めてきたが、ラスト3周で引き離し、ポイント獲得園内の15位でチェッカーを受けた。
また、プリマ・プラマック・ヤマハMotoGPのジャック・ミラーは10位、ミゲール・オリベイラは17位、ワイルドカード参戦のアウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム)は18位でフィニッシュしている。
この戦いを終えて、MotoGPは3週間のサマーブレイクを迎える。その途中の8月3日には鈴鹿8時間耐久ロードレースが開催され、ミラーがYamaha Racing Teamから参戦する予定だ。
ファビオ・クアルタラロ(決勝:6位)
「昨日と似たようなレースだった。いつも最初の5周が大変だ。今朝は全く違うセッティングでスタートしたが、とても気に入っている。それを決勝でも使用し、いつもと違うことを試すのは良い経験だった」
「ペースは悪くなく、特に最後の5周はとても好調だった。特に集団での走行について改善できる箇所がわかっているので、そこに集中的に取り組んでいくよ」
アレックス・リンス(決勝:15位)
「非常に厳しい状況で、今日はこれが精一杯だった。順位というよりはラップタイムについてだ」
「今やるべきことをひとつだけ挙げるなら予選の改善だ。予選順位を上げればもっと良い状態でレースを進めることができる。まず予選を安定させることが重要で、決勝はその次の段階だ。3週間の休みのあと引き続き作業に取り組むよ」
[オートスポーツweb 2025年07月21日]