参院選から一夜明け、記者会見する社民党の福島瑞穂党首(中央)。左はラサール石井氏=21日午前、東京都中央区 社民党は参院選比例代表で得票率が有効投票総数の2%を超え、公職選挙法上の政党要件を維持した。福島瑞穂党首は21日の記者会見で、「有権者が『社民党残ってくれ』と思ってくれた」と語り、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
政党要件を満たすと、衆院選で小選挙区と比例代表の重複立候補や小選挙区での政見放送が可能になる。崖っぷちの状況が続く社民は今回、知名度の高いタレントのラサール石井氏を比例に擁立した。
ただ、当選は石井氏1人にとどまった。これに関して福島氏は「痛恨の極みだ」と述べた。