2025年F1エミリア・ロマーニャGP ヘルムート・マルコ(レッドブルのモータースポーツコンサルタント)とマックス・フェルスタッペン マックス・フェルスタッペンの移籍の可能性に注目が集まるなか、最近、彼がメルセデスF1チーム代表トト・ウォルフとイタリア・サルデーニャ島で会っていたといううわさが持ち上がった。しかし、レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、フェルスタッペンとは2028年まで有効な契約があると強調した。
F1イギリスGP後の短いインターバルに、フェルスタッペンとウォルフが会っていたといううわさが、両者が交渉を進めたのではないかという憶測につながった。しかし、ふたりがサルデーニャ島で会っていたという報道を、メルセデス関係者は否定している。
オーストリアのメディア『OE24』のインタビューで、うわさされたフェルスタッペンとメルセデスとの会談について尋ねられた際、マルコは、フェルスタッペンは誰と会っても自由だが、契約どおり2028年末までレッドブルにとどまると主張した。
「マックスは会いたい人に会うことができる。我々には有効な契約があるし、マックスは我々のもとにとどまるものと考えている」
フェルスタッペンは2022年にレッドブルとの契約を2028年末まで延長した。しかし一定の条件下でチームを離れることを可能とする“パフォーマンス条項”が存在することは、以前マルコも認めている。
レッドブルは、マシンのパフォーマンスが振るわないことに加えて、チームの体制にも不安を抱えている。最近、チーム代表兼CEOを務めたクリスチャン・ホーナーが突然解任されたが、その決定には、父ヨス・フェルスタッペンを含むマックスのマネジメント陣営の意向が関係しているともいわれる。
ホーナー解任の理由について、レッドブル社は公式な説明を行っていない。この件についてマックスと話をしたかと聞かれたマルコは、詳細を話すことを控えた。
「マックスには情報が伝えられている。それ以上のことは言いたくない」とマルコは述べた。
[オートスポーツweb 2025年07月22日]