減税、政党間協議踏まえ対応＝加藤財務相

　加藤勝信財務相は２２日の閣議後記者会見で、参院選で野党が訴えた減税政策について、「政党間の議論も踏まえて政府としてしっかり対応したい」との考えを示した。

　ただ、消費税減税に関しては「従前から政府としては適当ではないと申し上げてきた」と改めて強調。ガソリン暫定税率についても、「廃止の方向は既に政党間協議で決まっているが、インフラ整備や維持・管理の負担、安定財源の確保をどうするか、答えを出していく必要がある状況に変化はない」と、早急な廃止に慎重な姿勢を示した。