今日22日は京都府福知山市で39℃ 明日23日も災害級暑さ続く 熱中症に厳重警戒

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2025年07月22日 17:58  日本気象協会

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日本気象協会

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今日22日は、各地で猛烈な暑さとなり、真夏日・猛暑日地点数ともに今年最多に。また、京都府福知山市で39.0℃と今年の国内最高気温を更新。明日23日は今日22日よりさらに暑くなる所もあり、「災害級の暑さ」が続くでしょう。危険な暑さになりますので、熱中症に厳重な警戒を。

明日23日も災害級の暑さが続く

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今日22日は、全国的に気温が上がり、猛烈な暑さとなりました。京都府福知山市で39.0℃を記録し、今年全国で最も気温が高くなりました。全国のアメダス地点のうち、30℃以上の真夏日が839地点(約9割)、35℃以上の猛暑日が237地点(約3割)となり、いずれも今年最多を更新しました。

明日23日も広い範囲で晴れて、厳しい暑さが続くでしょう。特に、北海道で今日23日よりさらに高くなり、北海道、東北から九州にかけて、軒並み35℃以上の猛暑日となりそうです。中でも全国で一番気温が上がりそうなのが、北海道東部で、北見では39℃、帯広で38℃の予想です。過去に経験がないような暑さになる所もあるため、外出はできる限り控えた方が良いでしょう。※統計開始以来1位の高温は、北見は38.1℃、帯広は38.8℃でいずれも2019年5月26日に観測。
関東甲信も内陸部では37℃以上と災害級の暑さが続くでしょう。

なお、今日22日は群馬県で局地的に猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が相次いで発表されました。明日23日も気温が上昇する午後は、関東甲信の内陸部を中心に滝のような雨や雷雨が発生する見込みです。天気の急変にはご注意ください。

熱中症警戒アラートが25都道府県に発表

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明日23日も危険な暑さが予想され、熱中症警戒アラートが25都道府県に発表されています。
発表エリアは以下の通りです。北海道(網走・北見・紋別・釧路・根室・十勝地方)、茨城県、群馬県、埼玉県、東京都、千葉県、長野県、山梨県、愛知県、三重県、新潟県、京都府、兵庫県、・和歌山県、広島県、島根県、鳥取県、香川県、高知県、福岡県、大分県、長崎県、佐賀県、熊本県、鹿児島(奄美地方を除く)に発表されています。

また、熱中症警戒アラートが発表されていない地域でも、気温や湿度が高く、熱中症にかかるリスクが高く、厳重な警戒が必要です。命に係わるほどの暑さになりますので、できる限り暑い時間は外出を控えるなど、万全な熱中症対策を徹底してください。

7月末から「10年に一度」の高温予想

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今日22日、気象庁は北海道、東北、関東甲信、東海、北陸、近畿日本海側、中国の広い範囲を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
7月28日頃から、この時期としては「10年に一度」レベルの高温が予想されています。

炎天下や猛暑の中の外出はできるだけ控えて、暑さに決して無理をしないようにしましょう。特に、暑さに弱いお年寄りやお子さんには、いつも以上に気を配って、涼しいところでこまめに水分休憩をとるように、声掛けを行ってください。

今日22日はこの先の3か月予報が発表されましたが、8月から10月にかけても全国的に気温が高い見込みで、猛烈な暑さが長続きし、秋の訪れはだいぶ遅れそうです。熱中症に警戒が必要な期間が長くなりますので、日頃から体調を整えて、猛暑を乗り切れるようにしましょう。

※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

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