『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(C)2025 Getty Images/Getty Images for Disney「アベンジャーズ」新章に向けたファースト・ステップとして、この夏必見の超大作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』。この度、日本時間7月22日(現地時間7月21日)、アメリカ・ロサンゼルスのドロシー・チャンドラー・パビリオンにて、ワールドプレミアが開催、本作がお披露目された。
劇場公開を間近に控え、米映画チケット販売大手Fandangoでは、前売り券の初日売上が2025年の新記録を達成し、全米で特大のヒットが期待されている本作。
今回のワールドプレミア会場の外には、本作の象徴でもある鮮やかなブルーのカーペットが設置され、劇中で使用されているファンタスティカーや宇宙船が飾られるなど、レトロフューチャーな世界観が広がった。また、本作にまつわるキャラクターの衣装に身を包んだファンたちも来場し、イベント開始前から熱気に包まれていた。
プレミアが始まると、ペドロ・パスカル、ヴァネッサ・カービー、ジョセフ・クイン、エボン・モス=バクラックら主要キャストをはじめ、高性能ロボットハービー(H.E.R.B.I.E.)、監督のマット・シャクマン、プロデューサーケヴィン・ファイギらも登場。さらに会場には、シム・リウらファンタスティック4のメンバーと共に、「アベンジャーズ」新章への出演が決まっているキャスト陣、デイヴ・バウティスタらマーベル・スタジオ作品にゆかりのあるキャスト陣や多くの著名人ら約3,000人が来場していた。
チームのリーダー、リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック役のペドロ・パスカルは、「リードは、【誰かのために自分を伸ばす】ということを表現しているキャラクターだよ。人類を、家族を救うために、自分を限界まで“伸ばす”存在。うまくいかないこともあるし、その“伸び方”が変に見えることもあるんですが、それでもこの能力にはそういった価値があるんです」とキャラクターについて話し、「ファンタスティック4は、“家族であること”によって人類を救う。それがこの物語の核心であり、“一緒にいること”が、互いを救う力になる。そんなストーリーなんです」と世界中のファンへメッセージを送った。
また、リードのパートナー、スー・ストーム/インビジブル・ウーマン役のヴァネッサ・カービーは、「スーを演じて学んだのは、“本物のヒーローはお母さんたち”ってことなんです。彼女は妊娠し、出産し、新米ママとして子育てに奮闘する。そしてその間ずっと、宇宙規模の存在の危機が迫っていて、任務も進行している…。そんな物語を描く中で、マーベルがこの旅に私を招いてくれたことを本当に光栄に思います」と感謝を述べた。
チームのムードメーカー、ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ役のジョセフ・クインも、「ジョニーはこの家族という組織に大きく影響を受けているキャラクターです。僕としては、何か特別な信条や、“これを入れなきゃ”みたいな意図があったわけではないんだけど、とにかく彼の若さが特徴的だよ」とキャラクターについてコメント。
ベン・グリム/ザ・シング役のエボン・モス=バクラックは「僕にとってはとても“人間らしい”キャラクターで、これまで演じた中でも最も繊細で優しい人物のひとりです。このキャラクターを演じるという責任を与えられたこと自体が、僕にとっては大きな名誉なんです。この役を任されたことを本当にありがたく思っています」と出演への喜びを表した。
そして、ケヴィン・ファイギは「最初の(マットとの)会話の時点で、私たちはこの映画を“単独作品”として成立させたいというのが明確でした。そして、この物語が独自のユニバース――“Earth-828”で展開することもね。彼もそれを全面的に受け入れてくれました。そして、自分の色をしっかりと刻みながら、今後のマーベルのユニバースにもつながるものにしてくれています」と本作が今後のマーベル作品においても重要な一作となることを強調した。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は7月25日(金)より日米同時公開。
(シネマカフェ編集部)