『あんぱん』戸田恵子、極秘撮影の裏側明かす 情報漏洩対策を徹底「不思議な撮影期間でした」

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2025年07月23日 08:15  ORICON NEWS

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連続テレビ小説『あんぱん』の場面カット(C)NHK
 俳優の今田美桜が主演を務める、連続テレビ小説『あんぱん』(月〜土 前8:00 NHK総合 ※土曜日は1週間の振り返り/月〜金 前 7:30 NHK BS、BSプレミアム4K)。今回は、アニメ『それいけ!アンパンマン』で主人公・アンパンマンの声を務めている戸田恵子にインタビュー。出演発表前に極秘で敢行された撮影秘話について語ってくれた。

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 中園ミホ氏が手掛ける第112作目の連続テレビ小説は、アンパンマンを生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに描く。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかったヒロイン・朝田のぶと柳井嵩の人生。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでの道のりを通じて、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語を届ける。

 改めて本作について戸田は「やなせ先生と奥様の暢さんを中心に描かれる話ということは、朝ドラが立ち上がった時から聞いておりました。役が決まる前にも個人的に取材を受けていたりもしたので出る出ないは別として、この作品があるということ自体がうれしくて、やなせ先生が生きていたらどんなにお喜びかなと思いました」と回想。

 続けて「やなせ先生には絵を描くという才能があったけど、それが開花するまでにとても時間がかかったと聞いていました。そこに至るまでには、暢さんとの出会いがとても大きかったんだなって、ドラマを通じて改めて感じましたね」と、いち視聴者として感想を述べた。

 とりわけ、やなせ先生をモデルにした柳井嵩役・北村匠海の“再現度”には目を見張るものがあるという。「先生は人を思う気持ちがすごく強い方で、いつも自分はさておきという感じで、控えめすぎるくらい控えめ。北村さんはそんな部分も演じられていて、とてもよく描かれているなと。やなせ先生も天国で『俺はいい男になったな』と驚いていると思います(笑)。私が言うのは非常に生意気ですけど、やなせ先生の身内感覚で言わせていただくと、やなせ先生のナイーブで奥ゆかしい部分を上手に表現されている。佇まいも似ていて、ビジュアルは少し違えど、それを上回る演技力でビックリしています」と絶賛した。

 そんな戸田が演じるのは、ヒロイン・のぶ(今田)が高知新報時代に出会う高知出身の代議士・薪鉄子(まき・てつこ)。のぶ以上のスピード感で進んでいくハチキン(土佐ことばで、快活な女性)であり、「弱い立場の者に手を差し伸べる」という強い信念がある。後にのぶの人生に大きな影響を与えていくことになる…という役どころだ。

 「私にもオファーがあったことは、本当にうれしかったです」と笑顔を見せた戸田は、演じる薪鉄子を「正義を貫いていくカッコいい女性という印象を受けました」と紹介した。

 アンパンマン声優である戸田の出演は、ドラマの制作発表当初から視聴者の間で大きな注目を集めていた。戸田の周囲でも「とにかくザワザワしていて、もういっそ『出ない!』って言ったほうが楽かなとも思いました(笑)」と振り返る。

 そんな状況とあって、戸田の撮影は“トップシークレット”扱いで進行された。台本や香盤表にも役名の「薪鉄子」の記載はあったものの「戸田恵子」という名前は伏せられ、撮影中もスタジオ外のモニターに戸田の姿を映し出さないようにする徹底ぶりだったという。

 戸田自身もルーティンであるブログ更新で『あんぱん』の撮影には全く触れず、出演発表時まで固く口を閉ざした。「私にとっても初めての出来事で不思議な感覚の撮影期間でした」と振り返った戸田は、出演が発表されるやいなや「メールやLINEがものすごくて、皆さんすごく喜んでくれました」とうれしそうに明かしてくれた。

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  • 情報漏洩対策に、別のセリフを教えられていた(それはダース・ベイダーのスーツアクターであるデヴィッド・プラウズ)
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