
今日23日も近畿では、強い日差しが照り付けて猛暑になる所が多いでしょう。この先2週間は、おおむね晴れる日が多く、暑さが衰えることはなさそうです。大阪や京都では、最高気温が体温超えとなる日もあるでしょう。気温の上がる午後は、局地的な激しい雨や落雷に注意が必要です。
今日23日の近畿も猛烈な暑さ 午後は激しい雨や雷雨に注意
昨日22日は、京都府の福知山で最高気温39.0℃(7月の1位の記録を更新)を観測。今シーズン全国で初めて39℃台となりました。
今日23日も、近畿では晴れて猛暑になる所が多く、予想最高気温は、豊岡で38℃、京都、大津で37℃、奈良で36℃、大阪は35℃となっています。熱中症になりやすい危険な暑さとなるため、気温の高い時間はできるだけ外出を控え、涼しい環境で過ごすようにしてください。
なお、気温の上がる午後は大気の状態が不安定になる見込みです。画像は午後6時の発雷確率を表しており、黄色で表現されているのは雷の発生する確率が高い所です。山沿いを中心に夕立となる可能性があるため、午後は局地的な激しい雨や落雷に注意してください。明日24日、明後日25日も、午後は天気の急変に注意が必要です。
猛暑続く 大阪や京都は最高気温が体温超えの日も
近畿では、明日24日以降も、高気圧に覆われて強い日差しの照り付ける日が続き、猛暑となるでしょう。向こう1週間の最高気温を見ると、大阪や京都、舞鶴などでは体温超えとなる日が多く、京都と舞鶴では39℃予想の日もあります。連日の暑さで体調を崩さないよう、食事や睡眠をしっかりとるようにしてください。
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8月に入っても暑さ衰えず 引き続き熱中症対策を
8月に入っても、おおむね晴れる日が多く、猛暑が衰えることはないでしょう。夜間の気温も下がりにくく、寝苦しい夜が続く見込みです。エアコンを適切に使用して、昼も夜も常に熱中症予防を心がけてください。
ただ、局地的だった雨が、山沿いだけでなく京阪神の市街地でも降る日がある見込みです。日本の南の海上では、熱帯低気圧なども発生しやすい時期となっているため、最新の気象情報を確認するようにしてください。
プレクーリングで熱中症予防
熱中症対策の1つに「プレクーリング」があります。これは、屋外の作業などを始める前に、あらかじめ体を冷やしておくことで、作業中に体温が上がるペースを緩やかにする方法です。プレクーリングには、2つの種類があります。
1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで、体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と、凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーで撹拌して作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。
もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10〜15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に椅子に座り、手足を水につけながらスプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、脱水状態が軽減されます。
プレクーリングは、いくつかの方法を組み合わせて実施すると、より効果的です。暑い中での作業でも、できるだけ熱中症を防ぐよう心がけてください。
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