アレクサンダー・ペイン監督が審査員長を務めるコンペティション部門には、21作品が選出された。オープニング作品はパオロ・ソレンティーノ監督の『La Grazia』。注目作にはジョージ・クルーニー、アダム・サンドラー、ローラ・ダーンらが出演するノア・バームバック監督のコメディ『Jay Kelly』、キャスリン・ビグロー監督の8年ぶりの新作となる『A House of Dymanite』、ギレルモ・デル・トロ監督の『Frankenstein』、ヨルゴス・ランティモス監督が韓国映画『地球を守れ!』を英語リメイクした『Bugonia』などがある。アジア勢からは、パク・チャヌク監督の『No Other Choice(英題)』、ツァイ・シャンジュン監督の『The Sun Rises on Us All(英題)』、そして女優スー・チーが監督デビューを果たした『Girl(英題)』の3作品が選ばれた。
アウト・オブ・コンペティション部門では、トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門でも上映が決定している細田守監督の『果てしなきスカーレット』、ルカ・グァダニーノ監督×ジュリア・ロバーツ主演のスリラー映画『After the Hunt』、ジュリアン・シュナーベルがニック・トーシュの犯罪スリラー小説「ダンテの遺稿」を映画化した『In the hand of Dante』などがラインアップされている。