
【写真】『ベートーヴェン捏造』追加キャストソロショット
本作は、19世紀ウィーンで巻き起こった音楽史上最大のスキャンダルの真相に迫った歴史ノンフィクション『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』(かげはら史帆著/河出文庫)を基に実写映画化。ベートーヴェンへの愛が重すぎる、忠実なる秘書シンドラー役に山田裕貴。シンドラーから熱烈に敬愛されるベートーヴェンを古田新太が演じる。
この度、実力派の追加キャスト陣が明らかに。
ベートーヴェンの友人であるフランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー(遠藤憲一)の妻、エレオノーレ役に西田尚美。ベートーヴェンの初恋の女性とも言われているエレオノーレを演じた西田は「遠藤憲一さんと久しぶりに夫婦役でご一緒出来たこと、あの時代の扮装をして真面目にふざけたお芝居をしたことも貴重な体験でした」とコメント。
ベートーヴェンの愛弟子で、シンドラーが嫉妬心を抱くフェルディナント・リースの妻、ハリエット役に市川紗椰。クラシック音楽にも造詣が深い市川は「リースとシンドラーの絶妙に気不味いやり取りと、ハリエットの19世紀アンティークのドレスやブラウスにも注目して欲しいです」とアピール。
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シンドラーに疑惑を抱くアメリカ人ジャーナリスト、セイヤー(染谷将太)の友人役に泉澤祐希。過去にバカリズム脚本の映画『ウェディング・ハイ』(2022)にも出演し、今回もバカリズム作品独特のユーモアを支えている泉澤は「独特なリズムと台詞で、テンポ良く進んでいく印象があり、今回も同様に面白い1シーン1シーンを積み重ねて、どう一本の映画になっているのか、個人的にも楽しみです」と期待をにじませる。
そして、シンドラーとベートーヴェンの“運命的な出会い”のきっかけを作る劇場スタッフ役には前野朋哉。バカリズム作品の常連である前野は「山田裕貴さんの熱量を帯びたシンドラーとベートーヴェンの絡み合いを間近で見てましたが、、なんて言うか、そこには知らない宇宙が生まれていました。この作品、面白くなります!」と言葉に力を込めた。
映画『ベートーヴェン捏造』は、9月12日より全国公開。
※共演キャストのコメント全文は以下の通り。
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■西田尚美(エレオノーレ・フォン・ヴェーゲラー役)
ベートーヴェンもベートーヴェンなら、周りを取り巻く連中たちもなかなかの曲者揃いで、この役をこの方が…と想像しながら読んだバカリズムさんの脚本は相当面白かったです。遠藤憲一さんと久しぶりに夫婦役でご一緒出来たこと、あの時代の扮装をして真面目にふざけたお芝居をしたことも貴重な体験でした。どう映画になるのかとても楽しみにしています。
■市川紗椰(ハリエット・リース役)
クラシック音楽好きとして、少しでも関われてとても光栄です。この芸術家をあの役者さんが演じるの!?あの芸術家がバカリズムさんのフィルターを通したらどうなるの!?なんて色々と想像するだけでワクワクしました。
実は今回の映画のお話を頂いた少し前に、偶然ラジオでリースの作品を流したばかりだったので、勝手にプチ運命的な繋がりを感じました(笑)。妻のハリエットの事はその段階では存じ上げてませんでしたが。リースとシンドラーの絶妙に気不味いやり取りと、ハリエットの19世紀アンティークのドレスやブラウスにも注目して欲しいです。
■安井順平(ジークフリート・ヴィルヘルム・デーン役)
疲れた心に、そっと肌を撫でてくれる風のような、そんな物語。きっと何年経っても、その時々の心地よい風として、寄り添い続けてくれる思い出深い作品になりました。
というのはウソ。真実は、思い出どころか一瞬で撮影が終わったということと、山田裕貴とキャッキャしてたことと、私が演じたベルリン王立図書館の責任者ジークフリート・ヴィルヘルム・デーンは実在の人物だということ。そう、この作品は『真実』と『嘘』の物語だ。
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最初、19世紀のウィーンの人々を日本人がどうやるのか、想像出来なかったので、戸惑いました。染谷将太さんは前から一緒にお芝居をしてみたかったので、なんてことない会話のシーンではありましたが、ご一緒できて楽しかったです。
映画『ウェディング・ハイ』で、バカリズムさんオリジナル脚本で参加した際にも感じましたが、独特なリズムと台詞で、テンポ良く進んでいく印象があり、今回も同様に面白い1シーン1シーンを積み重ねて、どう一本の映画になっているのか、個人的にも楽しみです。
■前野朋哉(劇場スタッフ役)
撮影の日、「ベートーヴェン捏造」現場から「ホットスポット」現場へとはしごする、まさかの1日2作品バカリズムさんの脚本作品に出演という稀有な経験をさせていただき、なんかすこし誇らしい気持ちでした。
撮影では、古田新太さん演じるベートーヴェンを、真剣によごしていくスタッフさんたちが印象的で、古田さんはフケとか糸くずをたくさん付けられて、ポケットにゴミまで入れられたりしていました。そんな状況でも「冷蔵庫に塩辛あるから食べてー」と気さくに誘っていただき癒されました。
山田裕貴さんの熱量を帯びたシンドラーとベートーヴェンの絡み合いを間近で見てましたが、、なんて言うか、そこには知らない宇宙が生まれていました。この作品、面白くなります!