15周年TEEの告白「実は失恋ソング」 大ヒット曲「ベイビ・ーアイラブユー」の真実

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2025年07月23日 18:27  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

15周年記念取材会に出席したシンガー・ソングライターTEE(撮影・川田和博)

シンガー・ソングライターTEE(42)が23日、都内で、15周年記念取材会に出席した。


15周年を記念し、自ら主催する無料ライブイベント「TEE 15th Anniversary Live“Roots”」を10月13日、地元広島での開催が決定。出演アーティスト第1弾として瑛人、ET−KING、Full Of Harmony、HIPPY、LANCE(ONE☆DRAFT)&LEOの出演を発表した。


同イベントを「原点回帰」と位置付け「生まれた場所への恩返しとして、僕だけでなく、広島へのお土産で、魂が震えるアーティストに直談判した」。


プロボクサーの夢を断念し、カナダへと渡った。そこで見た日本人レゲエバンドが「何かに挑戦しようと思っている僕にはかっこよく映った」という。最初はDJに挑戦したが「レコードのミゾに針を落とすこまやかさがなくて断念。歌にした」と笑った。


初めて作った曲「DON'T CRY HIROSHIMA」は「広島にささげた曲」だった。「つらかった、悲しかったは重々分かっているし、受け止め、伝えるべきこと」とした上で、「今は明るい街になった。もう泣かなくていい。これからは笑顔を作っていこうよ。憎しみではなく、平和の喜びを伝える時代だよって。そんな思いを込めて作った」と熱く語った。


そんな広島を「諦めないことを教えてくれた街」とした。「種をまいてくれた先人のおかげで、今盛り上がっている。そういう諦めの悪いやつの街」とTEE流で形容した。今年は戦後80年。「僕らにとって夏になると平和を意識する。だんだん伝えられる人が少なくなっているけど、そこは忘れずに伝えていきたい」と胸を張った。


最大のヒット曲は10年にリリースした「ベイビー・アイラブユー」。ラブソングは40〜50曲あり、イメージはラブソングシンガーだ。同曲は結婚式で使われるが、「実は失恋ソングなんですよね…」と告白。「初めて作ったラブソング」は、「23か24歳のころ、旦那さんがいた女性を好きになって、言いたくても言い出せない気持ちの曲なんです」と明かした。そして、「あっ、不倫はしていないですよ!」と笑った。そんなもどかしい気持ちが込められた曲だった。


同曲は「僕の名刺代わり」という。「僕のことを知らなくても曲を知っている人もたくさんいると思う」と続けた。「聞いた人がそれぞれの恋愛を重ねた結果、個々のドラマの主題歌になったと思う」と語った。そして現在、全てのラブソングは「奥さんに向けて歌っている」と愛妻家であることも明かした。

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