【 夢グループ・石田社長 】 「アルツハイマー型認知症」公表の橋幸夫さんについて 「大変だったんですよ。物忘れが多くなって」「歌い終わった時に舞台袖に行かせるのが大変だった」 ドラマ撮影時のエピソード明かす

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2025年07月23日 18:53  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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夢グループの代表・石田重廣さんと歌手の保科有里さんが記者会見を行い、宮藤官九郎さん脚本のドラマ『笑ゥせぇるすまん』で俳優デビューしたことを報告。
『中程度のアルツハイマー型認知症』と診断されている、橋幸夫さんについても語りました。
 

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石田社長は「この度、俳優にデビューしました石田と申します」と挨拶すると「今日は俳優として、俳優らしいピンクの衣装で来ました」と、俳優であることを強調。

俳優のオファーについて石田社長は「いきなり『ドラマの主役』って(話が)来たのね。僕も初めは“主役”と言っても、おそらく宮藤官九郎さんが(脚本を)書いたものではなく、どこかの新人の方が書いて、ちょっとどこかで流れる(放送される)のかなと思ったの。そしてうちの広報担当に聞いたら『宮藤官九郎さんが作るんだよ』と。それならやり甲斐があるねと思ったのね」と、オファーを受けた時のことを教えてくれました。
 


しかし石田社長は「僕は俳優なものですから、台本をしっかり読みました。長いの台本が。それで監督に聞いたの。『僕たちテレビ局で歌う時には、(カンペに)歌詞が書いてあるんです。ちゃんと台本を大きな字で書いておいてくださいね』と。すると(監督に)『そんなドラマはないぞ』と言われた。主役だから話がいっぱいあるの。主役じゃない方がよかったと思った」と、セリフを覚える大変さに後悔したことを明かしていました。
 



また、『中程度のアルツハイマー型認知症』と診断されていて、ドラマ内で歌手役として出演した橋幸夫さんについて、石田社長は「思い出すと橋幸夫さん、大変だったんですよ。物忘れが多くなって。一番あの時に困ったのは、自分が歌い終わっても舞台袖に行かないんですよ。これは僕たち(夢グループの)コンサートでも同じだったわけ。歌い終わってもずっとステージ上で立っているんですよ。『終わりだよ』って言っても『まだ俺は歌いたいんだ』とか『まだ歌ってない』とかそんな話が始まる。

いかに(橋さんが)歌い終わった時に袖に行かせるか。これが一番難しかったの。僕が『こっちに来い』って言っても来ないんですよ。あのシーンが一番大変だったね」と、共演した保科さんに促すと、保科さんは「そうですか?私的には社長がなかなかセリフを覚えてくれないから、現場で『すみません、すみません』と言いながら(そっちが大変だった)」と振り返り、笑いを誘っていました。
 



橋幸夫さんは、2022年に『軽度のアルツハイマー型認知症』と診断され、2023年には『右頭頂葉脳梗塞』を併発。
2024年の年末に、『中程度のアルツハイマー型認知症』と診断されていたことを2025年5月20日に、所属する「夢グループ」の石田社長が公表しました。同31日には、自宅で「突然、左手に力が入らなくなり」病院へ救急搬送され入院。6月3日の茨城公演と4日の東京・神奈川公演をお休みしています。

【担当:芸能情報ステーション】

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