『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』(9月12日公開)ポスタービジュアル(C)Roji Films 俳優・西島秀俊と、台湾を代表する女優グイ・ルンメイが夫婦役で共演し、オールニューヨーク(NY)ロケを敢行した真利子哲也監督の6年ぶりとなる新作映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』(9月12日公開)の予告編と本ポスタービジュアルが解禁された。
【動画】映画『Dear Stranger』予告編 本作は、ニューヨークで暮らすアジア人夫婦が、息子の誘拐事件をきっかけに互いの秘密が露見し始めるヒューマンサスペンス。廃墟の研究を専門とする大学助教授の夫と、劇団のアートディレクターとして夢を追う妻。彼らは、失われた幸せな日常を取り戻すことができるのか。ブルックリン、チャイナタウン、ハーレムなどリアルなニューヨークの風景を背景に、張り詰めた緊張感とすれ違う夫婦の切なさが交錯する。
解禁された予告編では、「あなたを好きだったか、わからなくなっている」と、息子の誘拐を機に抑えていた感情が爆発し、責め合う夫婦の姿が不穏な音楽と共に描かれる。
「カイ(息子)に話すべきだった」というセリフからは、この家族に隠された“ある秘密”の存在が暗示される。徐々に理性を失っていく夫婦。感情が暴走し混沌が深まる中、一発の銃弾が暗闇に放たれ、その閃光が謎の人形を照らす。
予告編の後半では、事件をきっかけに露わになった“秘密”や“疑念”を乗り越え、新たな関係性を築こうとする夫婦の希望を感じさせる展開も描かれるが、それも束の間。緊迫感のあるアラート音と共に、再び謎の人形と、それに対峙する夫の姿が映し出される。彼が手を差し伸べたその先には、一体何が待ち受けているのか――。
ポスタービジュアルは、ニューヨークの街並みを背景に、割れた窓ガラスや瓦礫が散らばる廃墟にたたずむ夫婦を描く。「愛が、試される。」というコピーと、二人の間でこちらを見つめる謎の人形の存在が、彼らの運命を暗示するように不気味な印象を与える。人形は、二人の行く末を左右する存在なのか、それとも審判者なのか――観る者の想像を刺激するビジュアルに仕上がっている。
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