韓ドラ『ストーブリーグ』日本版リメイク作の主演を務める亀梨和也 俳優の亀梨和也が、韓国ドラマ『ストーブリーグ』日本版リメイク作の主演を務めることが24日、発表された。2026年公開予定。
【画像】『ストーブストリーグ』韓国作品キービジュアル 同作は2019年、韓国の地上波放送局SBSで放送され社会現象を巻き起こしたとされる人気作。野球未経験のGM(ゼネラルマネージャー)が、万年最下位のプロ野球チームの再建に挑む、プレーオフ中の球団運営チームの奮闘を描いたヒューマンドラマとなる。
困難を打破していく痛快なストーリーで幅広い世代の視聴者の共感を呼び、最高視聴率20.8%を記録。「第56回百想芸術大賞」テレビ部門ドラマ作品賞をはじめとする多数の賞を受賞し、2020年の賞レースを席巻した。
日本版リメイクドラマ制作は、韓国SBSメディアグループ傘下のドラマスタジオ「スタジオS」とNTTドコモ・スタジオ&ライブが共同で手掛ける、日韓共同プロジェクトとなる。
亀梨は、野球未経験ながら、大胆な改革を推し進める冷静沈着なGM役を演じる。韓国ではナムグン・ミンが演じた。
監督は、ドラマ『おっさんずラブ』や『ダメマネ!ダメなタレント、マネジメントします』などを手掛けてきた瑠東東一郎氏が務める。
■亀梨和也、コメント
――オファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください。
監督やプロデューサー、そして今回韓国との共同プロジェクトということで、これまで自分が関わってこなかった新しい環境の中でお仕事ができるということに真新しさを感じています。
野球というスポーツが題材ということもあり、自分の中では嬉しい反面、同時に野球を全然知らない未経験者を演じることで、観てくださる方々にとって難しさが出てしまうということが悩みでもありました。
それでも、熱い想いで「亀梨さんで進めていきたい」とお声がけいただき、この作品に飛び込んでみようと決意しました。
――GMを演じることについてどのような思いがありますか?
これまでも広く知られている方々はいらっしゃいますが、日本のプロ野球におけるGMは、海外ほどその存在や役割が広く知られているわけではないと感じています。
だからこそ今回演じるにあたっては、作品の中でGMという立場にどう説得力を持たせるか、そしてその立ち位置や役割を提示していくことに挑戦していきたいと思っています。
また、これは野球に限らず他のスポーツにも言えることかと思いますが、未経験ながらもGMという角度からチームを支え、盛り上げていく―その在り方に大きな魅力を感じています。
役作りにあたっては、自分なりに調べたりしながら、実際にGM経験のある方のお話も聞いてみたいと思っています。
――現場の雰囲気はいかがですか?
まだ撮影が始まったばかりですが、結構ポップな作品になるのかなというのは現場の雰囲気から感じています。
瑠東監督もすごく明るい方で、そんな監督の空気感が現場にも自然と広がっていると思います。
今後撮影が進むにつれて、ストーリーの本質的な部分と色鮮やかな部分とが交錯しながら、作品としての濃度が上がっていくのではないかと、今から楽しみにしています。
――これからドラマを観てくださる視聴者の皆様へのメッセージをお願いいたします。
僕自身お話をいただいてから韓国のオリジナル版も観させていただき、すごく素敵な作品だと感じました。
日本を舞台にリメイクをさせていただくにあたり、日本らしさや自分たちらしさというものを1シーン1シーン逃さず、みんなで話し合いながら作り上げていっています。
設定を置き換えることの難しさも正直あったりはするのですが、丁寧に日本版のストーブリーグというものを作り上げていきたいと思っていますので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいなと思います。
■瑠東東一郎監督、コメント
――日本版リメイク制作が決まったときの率直なご感想をお聞かせください。
まず韓国版を観て率直に、めっちゃおもしろいなと思いました。
そもそも野球の裏側というテーマに興味が湧き、そこで繰り広げられる人間と人間の戦いみたいな、その熱さが韓国の作品としておもしろかったし、日本
でリメイクしても、すごく楽しく観てもらえる作品になるんじゃないかということを強く思いました。
――日本版リメイクにあたっての意気込みをお聞かせください。
まず大前提として、原作がすごく素敵な作品なのでリスペクトを持ち、原作を大事にしながらも、日本版としての新たな要素さや楽しさ、日本版ならではのいろんなテイスト・味わいを加えて魅力的に作っていければなと思っています。
さらに、韓国の方にも観ていただき、おもしろいと思っていただけたらすごく嬉しいですね。
――主演を演じられる亀梨さんの印象をお聞かせください。
原作でナムグン・ミンさんが演じられたGMペク・スンスを観たときから、自然と亀梨さんの姿が頭に浮かんでいて、実際にGM役が亀梨さんに決定したとき、ビタっとはまる感覚がありました。
現場でお会いしても、役に対する理解が非常に深く、チームを引っ張ってくれて、俳優部への気遣いも含めて座長としても頼もしい姿が印象的です。
今回こんなに野球が得意な亀梨さんの野球シーンを撮れないことだけはめちゃくちゃ残念なんですけど(笑)。
原作を亀梨さんですごくイメージできただけに、どう膨らませていくか悩んだ部分もあったのですが、演じてくれた段階で全体像が明確に見えだしたし、彼が演じる事でしか作れない魅力を体感出来て、今はワクワクしながら日々撮影してます。
――これからドラマを観てくださる視聴者の皆様へのメッセージをお願いいたします。
まずは原作を好きな方も知らない方にも、もちろん観ていただきたいですし、野球を好きな方も、野球をまだまだ知らないという方が観ても、野球界ってこんな風になっているんだという、普段はなかなか観ることのできない裏側の世界の人間模様が描かれているので、その辺も楽しみにしていただきたいです。
日本版では原作の重厚な世界観は崩さず、ちょっとコミカルなテイストも入れてポップな楽しさも加えてますのでより多くの方に観て楽しんでもらえたらなと思います。